82歳の母親を惨殺し50代息子が逮捕 「殺したいと思っただけ」と異常な供述も
育ててくれた高齢の母親を呼び出し、むごい方法で殺した息子。過去にも母親を襲い実刑判決を受けていた。
50代の男が母親をナイフで刺し、車で轢くなどして殺害した。男が凶悪犯罪に及ぶまでの経緯について、『New York Post』『WCVB』などアメリカのメディアが伝えている。
■ホテル従業員に殺害を告白
6月1日のこと、米・マサチューセッツ州ウェストボローの人気ホテルに滞在していたダニエル・ウルマンという男(53)がロビーに行き、従業員に声をかけた。
「警察に通報してくれ。母親をぶっ殺したんだ」。そう言われて驚いた従業員の通報を受け、警察官らが現場に急行。両手が血で染まった状態の男を発見し身柄を確保した。
重傷を負い外で倒れていた母親は、その場で死亡が確認された。
■母親を呼び出し殺した男
男は5月下旬からホテルに宿泊していたが、母親に連絡を入れて「今、ホテルにいる」「会いに来てくれ」と要求。それに応じ母親がやって来たため、少しのあいだ母親のトラックの中で話をしていたのだという。
その後、男は「タバコを吸おう」と提案。「ここじゃまずいな、建物の裏に車を移動してくれよ」と要求し従わせたが、トラックから降りるなり母親に飛びかかり襲撃。
まずは頭を舗道に約20回叩きつけた。さらにバターナイフで母親を約10回刺したが激しく抵抗されたため、トラックで轢いてとどめを刺した。
■犯行動機に衝撃
警察に犯行の経緯を聞かれた男は、「まずは喉を掻っ切ろうとしたんだが、母さんがもがくから断念した」と供述。その後にトラックに乗り込み、母親を確実に殺す目的で二度轢いたとみられている。
なお動機については「ただ母さんを殺したいなと思ったんだ」などと話しているとのこと。この事件を扱う当局は、男に対し州立病院で鑑定を受けるよう命じた。
■過去にも母親に壮絶DV
2014年にも男は母親を自宅で襲い、顔面・両腕・両手・体が血まみれになるまでステーキナイフで刺して重傷を負わせる事件を起こした。
鼻まで繰り返し刺したため、犯行に用いた複数のナイフはいずれも折れる、または曲がるなどし変形していたとのこと。その後に逮捕され実刑判決を下されたが、苦い経験をしてもなお男が更生することはなかった。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)