108歳になった女性が明かす長寿の秘訣 「子供じゃなく犬を持つこと」
108歳になった女性が、子供に人生を捧げるのではなく、ペットの犬を愛し育てることが長寿の秘訣だと語った。
介護施設で暮らす108歳の女性が、普段からお世話になっている施設のスタッフに長寿の秘訣を明かしていた。その意外な内容や女性の人生について、『Daily Mail』などイギリスのメディアが伝えた。
■誕生日を楽しみに…
イギリス・ダービーシャーにある介護施設で暮らすエイダ・ダニエルさんは、4月の上旬から誕生日を楽しみに待ちわびるようになった。
無事にその日を迎えれば、なんと108歳になる。それもあって「特別な日にしたい」と考えた施設のスタッフは公式SNSを更新し、「6月1日にエイダさんが108歳の誕生日を迎えます」「記念に108枚の誕生日カードが届くことを願っています」と書き込み、宛先を公開した。
■多くのメッセージに感激
すると翌日までに、計135ものお祝いメッセージが届いた。誕生日当日には多くのプレゼント、風船、そしてカードに囲まれて、エイダさんは素晴らしい1日を過ごすことができたという。
またこの日、国王チャールズ3世からもメッセージが届いたとのこと。そこには「2023年6月1日に108回目のお誕生日をお祝いされると伺い、妻(カミラ王妃)と私はとても嬉しく思っております」という文章と祝福の言葉が記されていたそうだ。
■「子供ではなく犬」が秘訣
1915年に生まれたエイダさんは、27歳のときにパーシーさんという男性と結婚。子供を産むことはなく夫婦だけで暮らしていたが、パーシーさんは73歳の時にこの世を去った。
その後もエイダさんは元気に暮らし、97歳になるまで毎日の散歩を欠かすことはなかったそうだ。健康状態も良かったらしく、介護施設で暮らし始めたのは103歳のときだった。
そんなエイダさんを施設で支えるケリーさんは、本人から長寿の秘訣を聞いたとコメント。「子供じゃなく犬を持つことよ」と聞かされたと明かした。エイダさんは、多くのグレーハウンドを飼って育てたのだという。
■「賢い」と褒める声も
エイダさんの長寿の秘訣について複数メディアが伝えたところ、「私も子供がおらず、健康そのものでハッピーです」「賢い女性だと思う」という声が噴出した。
しかし中には「苦労して子育てしたので老けたけれど、母親としての人生は最高」「子供と孫がいるんですもの、少々寿命が短くなっても平気」というコメントも複数書き込まれた。
幸せの基準は人それぞれだが、エイダさんは子供を持たない選択に満足し幸せな人生を送ってきたようだ。これからも穏やかな日々が長く続くことを願うばかりだ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)