女性が車内で焼身自殺し死亡 目撃者と消防隊が救出に尽力するも…
車の中で火だるまになった女性を救おうと消防隊が必死に努力したが、手遅れに…。自殺だったとみて警察が調べを進めている。
車の中で、自分に火をつけるという行動に及んだ女性。目撃者たちも消防隊と一緒に消火活動に励んだが、引きずり出した女性はすでに息絶えていた。衝撃的な自殺について、『Thaiger』などタイのメディアが伝えている。
■車中で自分に火をつけた女性
6月5日のこと、タイのパタヤで衝撃的な出来事があった。駐車した車の中にいた女性がブランケットで体を覆い、自身に着火。またたく間に火だるまになったのだ。
たまたま車の近くにいた男性(28)が慌てて通報し、同時に消火器を手にし火を消そうとしたが、燃え上がる車の熱で消火活動が難航し女性を救い出すことはできなかった。
男性はその時の様子について、「燃料を自分にぶちまけたのではないでしょうか」「そのせいで一気に炎上したのだと思います」と述べた。
■救出を試みた人々
ほどなくして警察や消防隊も現場に到着し、運転席でブランケットに覆われた状態で燃えている女性を発見。その隣には、やはり火がついて燃えているブラジャーが落ちていたという。
消防士たちは一刻も早く女性を車から出そうと、近くで見ていた人たちの協力も得て消火活動にあたった。やがて鎮火には至ったが、女性はすでに焼死していた。警察は状況などを判断し、自殺であったとみて慎重に調べを進めている。
■消防士のコメント
この件について地元メディアの取材に応じた消防士は、「火が上がっている上に車からは燃料が漏れていたのです」「そのせいで消火と女性の救出に非常に苦労しました」とコメントした。
女性の遺体は近くの病院に運ばれ、現在は検視官が死因などを調べているとのこと。なお女性が自殺に利用したのは自身が所有するものではなく、親戚に借りたものだったと一部メディアは報じた。
女性に関する個人的な情報は伏せられており、なぜ死を選んだのかも含め詳細は伝えられていない。
■主な相談窓口
・いのちの電話
ナビダイヤル=0570-783-556(10時~22時)
フリーダイヤル=0120-783-556(16時~21時。毎月10日は8時~11日8時)
・日本いのちの電話連盟(https://www.inochinodenwa.org)
・合わせて読みたい→愛車のベンツに自ら火を放った医大生を逮捕 恋人と大喧嘩し怒りにまかせ…
(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)