愛するペットを死後フリーズドライにした女性 「触れていると悲しみが和らぐ」

いずれ訪れるペットの死。ある女性は亡くなった愛猫をフリーズドライにし、半永久的にともに過ごせる方法を選択した。

猫

ペットを飼っている人であれば、いずれその死に直面する。大病のため余命を告げられる場合もあれば、心の準備ができないまま突然その時が来てしまうことも。

そんななか、ある女性がTikTokで愛猫の死後の様子について紹介し、世間の人々の関心を集めている。アメリカの『NEW YORK POST』やインドの『Indiatimes』が報じた。


関連記事:「永谷園の味噌汁」おすすめ3選 手軽に体の芯からポカポカ

■愛犬に咬み殺された愛猫

アメリカ・オレゴン州のポートランドに暮らすソレン・ハイさん(35)が、「teapourn」のアカウント名でこのたびTikTokに動画を投稿した。今年2月18日に、愛猫のロキキャットを亡くしたという。

元からいたロキキャットと里親として引き取った犬がケンカになり、咬み殺されるという悲劇だった。ソレンさんは当時を振り返り、「人生で最もつらい別れの一つでした。突然だったので、なおさら苦しい日が続きました」と明かしている。

関連記事:永谷園がとんでもないパスタソースを発売 鍋も容器も不要は革命的すぎる

■遺体のフリーズドライには3ヶ月

ソレンさんはロキキャットが初めて家に来たその日から、「万が一の時はフリーズドライにする」と決めていた。

そこで亡骸を死後1ヶ月間にわたり冷凍庫で保存し、その後にオハイオ州にある『アニマル・ファミリー・ペット・プリザベーション』に送った。

ここでは遺体を超低温の真空状態にし、長時間をかけ体内から水分を取り除いていく。その工程にはだいたい3ヶ月を要するそうだ。


関連記事:『ポケモンSV』新シーズンで登場した“悪魔” テツノツツミが使用率上位の理由は…

■剥製より損傷は少ない

皮をはがし中身をすべて取り出す剥製とは違い、フリーズドライは損傷が少なく、理想的な姿を保つことが可能。切開で取り出した内臓は火葬するものの、骨は体内に残ったままで、心臓もフリーズドライにされたものが飼い主に手渡されるという。

約3ヶ月後、ソレンさんはロキキャットのフリーズドライが届いた時の様子をTikTokで公開し、瞬く間に注目を集めた。


関連記事:「神戸フランツのスイーツ」3選 華やかな母の日ギフトにおすすめ

■愛猫との再会に感傷的に

箱には乾燥させた心臓も入っており、一緒に購入したロキキャットの絵が描かれている骨壺へ移したソレンさん。

愛猫との再会に感傷的になり、「天国へ旅立ってからも、この子に触れることができるため、私の悲しみも和らいでいくことでしょう」と語った。

フリーズドライ状態の遺体は、室内の湿度を常に80%以下に保ち、直射日光を避け、室温を37℃以下に保つといった条件に気を付ければ、半永久的に綺麗な状態での保存されるだろうという。

・合わせて読みたい→「永谷園の味噌汁」おすすめ3選 手軽に体の芯からポカポカ

(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

ペットロス いつか来る「その日」のために (文春新書) 【Amazonでチェック】