DeNA・バウアー、オリックスの打撃練習に熱視線 ”因縁”のゴンザレスとハグも
9日のオリックス対DeNA戦、予告先発は山下舜平大とトレバー・バウアー。試合前のバウアーが談笑していた相手は…。
プロ野球はセパ交流戦の真っ只中だが、横浜DeNAベイスターズは福岡から大阪に移動し、京セラドーム大阪でオリックスバファローズとの3連戦。大雨に襲われている日本列島だが、選手たちは試合前の練習に余念がない。
画像をもっと見る
■予告先発は「バウアーvs山下」
連敗を3で止めた横浜DeNAの予告先発は先週、約1ヶ月ぶりの2勝目を挙げたMLB・サイヤング賞投手のトレバー・バウアー。オリックスの先発は目下売出し中の急成長株・「ペータ」の愛称で人気の山下舜平大だ。
シーズン中でも定期的にYouTubeを更新するバウアーだが、山下はじつはバウアーのチャンネルを「よく見ている」という。野球を科学するMLBの大投手から学ぶことも多いようだ。ある意味、「師弟対決」のような形か。
■バウアーが打撃練習に熱視線
そんなバウアーは、先に行われたオリックスの練習中からグラウンドへ。研究熱心で知られる通り、スマートフォンを片手に打撃練習をじっくり見守っていた。
そこに話しかけたのは、こちらもMLBで活躍し今季から鳴り物入りで入団したオリックスの新外国人、マーウィン・ゴンザレス。
2017年はヒューストン・アストロズのワールドシリーズ優勝に貢献したゴンザレスだが、2018年も順調に勝ち進む。
アメリカン・リーグの優勝決定戦進出に王手をかけていたアストロズの前に立ちはだかったのは、クリーブランド・インディアンス(当時)のバウアー。
しかし7回に自らのエラーなどで満塁とされ、アストロズがゴンザレスの2塁打で勝ち越し。アストロズがボストン・レッドソックスとのア・リーグ優勝決定戦に駒を進めた。
■談笑しハグする場面も
そんな過去もある2人だが、この日はゴンザレスが打撃練習の合間ごとにバウアーに話しかけ、親しく談笑。練習を終えて引き上げる際には、ハグする様子も見られた。
バウアー vs 山下の対決も見ものだが、MLBでの借りを返すか日本でも再びゴンザレスが快音を響かせるのか。両チームの新外国人対決にも注目が集まる。
■執筆者紹介
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
・合わせて読みたい→バウアー、メンタルコントロール術明かし「参考になる」の声 2軍登板の説明も
(取材・文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)