コウケンテツ氏の「トマトのふんわり卵炒め」 シンプルなのに奥深い味が後を引く…
材料2つで作れるコウケンテツ氏のトマトのふんわり卵炒め。トマトの甘味と卵のふわふわ感が最高。
素材の味を活かしたシンプルで簡単に作れる数々のレシピを紹介するコウケンテツ氏。中国や台湾の家庭料理でもあるトマトと卵の炒め料理の失敗しない作り方を紹介していたので、実際に編集部で試してみた。
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■材料はトマトと卵
材料はトマト2個と卵3つ。素材の味を活かしながらふわとろに仕上げるそう。調味料もシンプルに。
砂糖 小さじ1
酒 大さじ3
塩 小さじ1
しょうゆ 大さ2分の1~1
すりおろしにんにく 1/2かけ
ごま油 大さじ2~3
片栗粉 小さじ2分の1(水小さじ1で溶いたもの)
レシピでは塩と砂糖は適量とあったが、こちらは記者が実際に入れた量にしている。
■下処理で味が断然変わる
トマトを8等分に切る。くし形にしたが、4等分にしたものを2つにカットする形でもOK。コウケンテツ氏によると「トマトと卵を炒めるだけではなく、ちょっとした簡単な下処理をすることで断然美味しくなる」とのこと。
トマトをボウルに入れて砂糖を約小さじ2分の1、塩を少々振る。最初に味付けすることで、新鮮なトマトも熟したような味になるという。続いてすりおろしにんにく、酒大さじ2を入れて全体に馴染ませよう。
次に卵をボウルに割り砂糖小さじ2分の1、塩少々、酒大さじ1を入れる。砂糖はお好みの量でOK。卵に最初に調味料を入れることでふんわりとした仕上がりになるそう。
フライパンにごま油を入れたら強火で温めてから卵を先に炒めていく。箸の先端に卵を少しつけて油に入れてジュワッと火が通れば適温だ。
熱々の油に卵を入れたらすぐにヘラで混ぜる。半熟の状態で一旦ボウルにあげよう。記者の作った感じだが、予熱でどんどん火が入るのでまだ早すぎるかな? と思うくらいでフライパンから出した方が良さそう。
次に同じフライパンに少しだけごま油を足してトマトを汁ごと炒める。トマトに火が通りくたっとしてくるまで2分ほど炒め煮にしていく。
トマトから煮汁が出てきたところで卵を戻し、混ぜながら卵にトマトのソースを吸わせていこう。仕上げに醤油、そして水で溶いた片栗粉を回し入れて全体をまとめる。
卵を投入してからは一気に仕上げるので、醤油や片栗粉はあらかじめ分量を計り用意しておくのがおすすめだ。
■トマトが甘くて卵はふわふわ
火を通すことでトマトの甘味が増している。ふわふわの卵とトマトの一体感がたまらない。ごはんとの相性も抜群だ。手順を覚えてしまえばさっと作れるので、朝ごはんや時間のないときの1品にもおすすめ。
化学調味料はまったく使わず2つの材料の特徴を存分に活かした料理。コウケンテツ氏らしいレシピだった。
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(取材・文/Sirabee 編集部・池田かおるこ)