自宅で見つけた「謎の引き戸」 そこには誰も知らない“恐怖の階段”があって…
久しぶりの帰省。自宅で謎の引き戸を偶然見つけ開けてみると、そこには未知なる謎空間が…。
長年住んでいた家に、今まで知らなかった「未知なる空間」が存在していたら…。今ツイッターでは、そんなホラー映画のような展開をレポートするつぶやきに注目が集まっている。
【話題の投稿】住民の誰もが知らなかった空間がそこにはあった…
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■…ホラゲーに出てきそう
「最も衝撃だったのは自分ちの2階にこんな空間があったのをつい5年くらい前に初めて知った時ですな」とコメントを添え、まるでホラゲーのような空間の写真を投稿したのは、ツイッターユーザーの川北すピ子さん。そこにはほこりをかぶった仄暗い部屋があり、古ぼけた椅子や樽が窓の光に写し出されている。
「帰省してなんとなく壁を見てたら『これ引き戸じゃね?』と思い、手をかけたらこんな空間あって死ぬほど驚いた笑 父親すら『こんな部屋知らんだぞ』と言っていた」と、本人はもちろん、投稿者の家族も驚愕したことつづられている。怖いというか、さすがに腰が抜けるレベルだ…。
■「ずっと残してほしい」と反響
その怪しすぎる未知なる空間への反響は大きく、「素敵だ」「ゲームならそこにあった本を読んで物語始まりそう」「トトロみたい!謎の扉に階段!」と驚きの声が続出。また「うちも立て直した時、嫁いで30年以上の母が知らない部屋ありました」「今はもう取り壊されてない祖母の家にもありました!!」と、年季の入った古民家で同じような体験をしたという声も多かった。
部屋への考察も多々あり「お蚕部屋じゃないですかね」「座敷牢じゃないですか?」「厄介部屋だったりして…」「使用人部屋では??」など、様々な意見が散見されている。
一体何の部屋だったのか。記者は謎部屋を発見した投稿者・川北すピ子さんを取材した!
■築120年の歴史感じるお屋敷
川北すピ子さんの話によれば、築年数はおそらく120年くらい。すピ子さんの高祖父(ひいおじいちゃんの父)が建てたもので、明治~大正くらいと聞いているという。部屋数は16、7とかなり広く、歴史ある屋敷だという。
屋根裏部屋を発見した時の感想については、すピ子さん自身は「見つけたときはすごく興奮しました!」と心動かされた様子。だが、ご家族の反応は意外で「すぐに家族(祖母、父、姉)に言ったら『おお、そんな部屋あったんか』みたいな感じで意外に反応薄かったです」という。
■部屋の正体は物置か使用人部屋?
謎の屋根裏部屋の空間はいかなる様子だったのか。
「空間の広さは20畳くらいかなと思います、藤の椅子と酒樽だけ置いてありました」(すピ子さん)。
ツイッターでのコメント欄でもユーザーから様々な考察がされていたが、すピ子さん自身は「養蚕をやっていたとは聞いたことがないので物置か使用人部屋かなと思っています」と予想している。
現在どうなっているか聞くと「今もそのままで自分しか立ち入っておらず、放置しています…!」という。ただ、この屋根裏部屋の未来も考えているとのことで、「将来的には姉夫婦が古民家カフェにしたいとか言っているので、そうなったら楽しいなと思います。空間も何かしらの形で保存していけたらと思っています」と語ってくれた。
120年ほどの歴史があるため、それだけでも十分な建築的価値がある。そして、今までひっそりと身を隠してきたが、ついにその存在を解き放った謎の屋根裏部屋…。今の建築では醸し出せない独特な雰囲気をまとうその空間が、これからどうなっていくか楽しみだ。