『宝塚記念』騎乗の池添謙一、オリ戦で始球式「100キロ出す予定」 その結果は…

人気ジョッキーの池添謙一騎手が7日、オリックス戦の始球式に登場。「ワンバウンドになっちゃったのでちょっと残念」とコメント。

2023/06/07 19:30

池添謙一

オリックスは7日の読売戦で「JRA阪神競馬場 宝塚記念DAY」を開催。JRAの人気ジョッキー池添謙一騎手が本格始球式に挑んだ。


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■ボールは惜しくもワンバン

試合開始直前に読売の先頭打者、丸佳浩が左打席に入り、マウンドに上がった池添騎手が投じたボールは、内角低めにワンバウンドでキャッチャー森友哉のミットに。

スタンドから拍手が贈られる中、池添騎手は苦笑いを浮かべながらグランドを後にした。その後、インタビュールームに現れると「前回7年前に甲子園で投げさせてもらったんですけど、また今回声をかけていただいて、(今回は)京セラドームでしたけど凄く楽しめました」と笑顔。

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■「100キロ出す予定」

池添謙一

出来については「練習はいい感じに出来てたんですけど、ワンバウンドになっちゃったのでちょっと残念でした。100キロ出す予定だったんですけど、91キロだったみたいなんでそれも残念でした」と悔しさを滲ませつつ「きょうはどっちも上手くいかなかったので70点ぐらいですかね(笑)」と自己採点。

また今回は「宝塚記念のPRということで、オリックスとのコラボユニフォームを作っていただいた」そうで、背番号『1』は「僕、謙一なのでそれの『1』ですね」とその理由を明かしている。オリックスで注目している選手は「山本(由伸)投手と、今年移籍して来た森選手」だという。


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■「4勝目を目指す」

今月25日に開催される『第64回 宝塚記念』にスルーセブンシーズとのコンビで出走予定だが「(これまでに)3勝させていただいてるんですけど、春の締めくくりのG1で盛り上がるレースですし、今年も騎乗させていただく予定なので、4勝目を目指して頑張りたい。(ファン投票は)やっぱり上位に選出されると期待に応えたい気持ちは強くなるので、宝塚記念と有馬記念ふたつなんですけど、気合いが入るレースではあります」と意気込みを語る。

最後には「是非、野球をご覧の皆さんも宝塚記念、阪神競馬場に足を運んでいただいて、楽しんでいただきたいと思う」と話すと「今日は茶野(篤政)選手が第1打席でJRAのファンファーレで打席に入ってくれるそうです」とプロ野球と競馬のコラボを予告。最後まで笑いが絶えない会見だった。


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■2020年に通算1,200勝

池添騎手は1979年7月23日生まれ。滋賀県栗東市出身の現在43歳。1998年にデビューし、持ち味は攻めの姿勢と強い気持ち。勝負への執念は人一倍強く、勝利時のガッツポーズは数多くのファンを魅了している。

史上最年少三冠ジョッキー、5大クラシック完全制覇、史上29人目のJRA通算1万回騎乗も達成。オルフェーヴルを筆頭に多くの名馬に騎乗し、名実ともに日本を代表するジョッキーとして躍動している。

2016年にJRA通算1,000勝、2020年には通算1200勝を達成した。今後も更なる活躍が期待されるジョッキーだ。


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■執筆者プロフィール

どら増田

どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。

音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。

横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。

2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。

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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田

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