トレンド入りの「女子プロレス」「撮影禁止」 ディアナの声明にファン困惑「写真が撮れなくなる」
ワールド女子プロレス・ディアナが出した声明をきっかけに「女子プロレス」「撮影禁止」がトレンド入り。ファンも困惑しており、一刻も早い解決を願いたい。
ここ数日に渡りTwitterのトレンドに「女子プロレス」や「撮影禁止」が入っている。
これは女子プロレスの試合に関するものではない。ベテランレスラー井上京子が代表を務める女子プロレス団体、ワールド女子プロレス・ディアナが5日、「女子プロレス選手」への名誉毀損並びに ハラスメント行為防止活動開始のお知らせという声明を発表した。
■卑猥なコメントなど投稿
ディアナでは「COVID−19により長らく続いていたコロナ渦のプロレス観戦も終息を迎え、興行数の増加、今まで中止しておりました選手と観客の方々との交流の機会も増えてくる状況となってまいりました」と前置きした。
その上で「会場やオンライン試合観戦をしている観客の一部に、選手の体の特定部位を強調する写真撮影、画像編集等を行い、これらの画像をSNSや、ブログ、WEBページ等、多くの人の目に触れる場所に投稿している人物がいることを確認しています」
「また、これらの投稿に対し、選手に対する卑猥な内容のコメントやリプライを投稿する人物がいることも確認しています。これらに追随する形で、選手の社会的な評価を低下させるコメント等を投稿する人物がいることも確認しています」と、一部の心ないファンを確認していることを明らかにしたのだ。
■選手は精神的苦痛
さらに「これらのすべての行為は、撮影の対象とされた選手の人格権を侵害します。これにより選手は現に著しい精神的苦痛を受けています。試合に出場すると再び同様の行為の対象にされるのではないかと不安に感じ、安心して試合に臨むことが困難な状況にもなっております」
「ワールド女子プロレス・ディアナ株式会社では、弊社興行中並びに所属選手が他団体参戦中にご撮影いただきました写真の使用方法が私どもの想定を超えた事案と確認した場合、ご掲載の取り下げ及び削除のお願いをさせていただきます」
「またSNSやWEB等で卑猥な内容を弊社所属選手及び関係者に向けて発信されたのを確認した場合も同様の対応をとらせていただきます」と卑猥な撮影に関して警鐘を鳴らした。
■SNSでは賛否両論
また「弊社からの依頼を受諾頂けず、悪質で執拗なハラスメント行為、名誉毀損の継続を確認した場合は民事裁判並びに刑事告訴、告発を起こすことも視野にいれて本活動を開始いたします」と的処置も辞さない考えだ。
これを受けて女子プロレス業界最大手のスターダムも6日に「選手が安心して試合・練習に打ち込む環境を守るため、このような写真画像の撮影・投稿・掲載はなされないようにお願い申し上げます」と独自の声明を発表したことにより、ネット上では騒ぎになっている。
SNSでは「団体はどんどんやるべき」という声があがる一方で「写真が撮れなくなるのでは」という不安な声から「だったら際どいコスチュームを着るな」「セクシーを売りにしている選手はどうなんだ」「昔はヘアヌード写真集を出していたのに」といった否定的な声も多い。