市川猿之助、映画『緊急取調室』撮り直しの可能性? 「際どいシーン」が危惧されて…
劇場版『緊急取調室 THE FINAL』の公開延期が決まった。市川猿之助の出演シーンはどうなるのか…。
1日、6月16日から公開予定だった映画『緊急取調室 THE FINAL』が公開延期になったことが発表された。同作には、歌舞伎俳優の4代目市川猿之助が出演している。
「一家心中」を図ったことが報じられ、波紋を呼んでいる猿之助。関係者は、今回の件で映画の撮り直しになること危惧していて…。
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■2014年から放送される人気シリーズ
『緊急取調室』(テレビ朝日系)は、天海祐希が主演を務め、2014年から4シーズンにわたって放送されている連続ドラマ。天海をはじめとした警視庁の取調べ専門チームが、自白しなかったり、供述が二転三転する訳ありの容疑者と対峙し、真実を暴く物語だ。
劇場版『緊急取調室 THE FINAL』はシリーズ完結編で、ある疑惑が浮上した現役の内閣総理大臣を事情聴取するという内容だったが、公開延期に。同作には、猿之助が総理大臣役で出演することが決まっていた。
■「事情聴取」という報道も…
猿之助は5月18日に東京・目黒区の自宅で両親と倒れているところを発見され、救急搬送。両親は病院で死亡していることが確認され、猿之助も入院した。
退院した猿之助は、警察の捜査に対して、「死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」と話したことが報じられている。その後、複数のメディアが、警視庁が猿之助から事情聴取していると報道。
そんな中、映画『緊急取調室』の公開延期が発表されたのだ。
■「撮り直しの可能性」を危惧
公開まで1ヶ月を切っていた中での延期の報せは衝撃的だった。あるテレビ局関係者は、「今後の捜査の状況次第」と前置きしつつ、映画の行方についてこう語る。
「無理心中ということになれば、猿之助さんが何らかの罪に問われることも考えられます。そうなった場合、彼が出ているシーンを上映するかどうかは判断が難しいところ。最悪の場合、撮り直す可能性も考えられます」(テレビ局関係者)。
猿之助は今回の映画のキーマンとなる役で出演しているが、現在の状況を考えると、彼の出るシーンは「際どい」ものになりそうで…。
「作中で置きた事件の真相に関わっているとして、天海さんが猿之助さんを取り調べるシーンがあったそうです。しかし、猿之助さんが警察から事情聴取を受けているとなれば、現実とリンクして見られてしまいます」(前出・テレビ局関係者)。
■制作サイドの熱量が高かった作品
6日18時時点では、猿之助の出演シーンに関する公式の発表は出ていない。ネット上では、公開そのものを危ぶむ声も見受けられるが、前出のテレビ局関係者は「お蔵入り」になる可能性は低いのではないかと推察する。
「『緊急取調室』は14年から断続的に放送されてきたこともあり、ファンも多い人気作品です。劇場版はその集大成とあって、天海さんをはじめとする出演者やスタッフ一同、かなり力を入れて撮影していました。今後の状況にもよりますが、何とか公開できるよう調整していくのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)。
同作での天海の決めセリフ「面白くなってきたじゃない」は、劇場で聞けるか──。
■主な相談窓口
・いのちの電話
ナビダイヤル=0570-783-556(10時~22時)
フリーダイヤル=0120-783-556(16時~21時。毎月10日は8時~11日8時)
・日本いのちの電話連盟(https://www.inochinodenwa.org)
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)