上岡龍太郎さんの長男、小林聖太郎氏の追悼コメントが“名文”と話題に 「残念だけど素晴らしい」
上岡龍太郎さんの長男・小林聖太郎氏がコメントを発表。その表現に「語り継がれていい名文」「血を感じる」の声が。
5月19日に死去していたことが伝えられた元タレント・上岡龍太郎さんの長男で映画監督の小林聖太郎氏が2日、コメントを発表。その内容が、ツイッターで話題を呼んでいる。
■延命治療を求めず
小林氏は、引退後の上岡さんの窓口となっていた米朝事務所を通じてコメントを発表。
「お世話になった方々にも突然のお知らせとなってしまったことを深くお詫びいたします」とし、現在の心境について「昨年秋頃、積極的治療の術がなく本人も延命を求めていない、と知らされたときは少しは覚悟しておりましたが、あれよあれよという急展開で母も私もまだ気持ちが追いついていない状態です」と明かす。
■「勝ち逃げできた幸せな人生」
父・上岡さんの人柄を「とにかく矛盾の塊のような人でした」と表現すると、「父と子なんてそんなものかもしれませんが、本心を窺い知ることは死ぬまでついに叶わなかったような気もします」とつづった。
さらに、「弱みを見せず格好つけて口先三寸…。運と縁に恵まれて勝ち逃げできた幸せな人生だったと思います。縁を授けてくださった皆様方に深く感謝いたします」と結んでいる。
■「名文」「素晴らしい」と称賛
この小林氏のコメントはツイッターでも話題となり、「息子さんのコメント」のワードがトレンド入り。上岡さんといえば、流暢な語り口と知的でユーモアのある毒舌が人気を博していた。
そんな父親へ向けた、小林氏の粋でキレのある表現に「立て板に水を流す勢いの上岡節が、息子さんにも受け継がれておりますな」「さすが上岡さんの息子だ。語り継がれていい名文」「息子さんの知的で明快なコメントが血を感じるわ。残念だけど素晴らしい」といった声があがった。
■「上岡さんらしい」の声も
また上岡さんは、かねてから宣言していた通りにきっぱりと芸能界を引退した潔さも語り草となっていただけに、「最後まで上岡龍太郎らしい」「息子さんのコメントから伺える距離感も、上岡さんらしいなあと思います」「自分も最後にこんなふうに言ってもらえるかっこいい人生を歩みたい」と感慨深げな人も見受けられた。
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(文/Sirabee 編集部・けろこ)