大谷翔平が投げる「スイーパー」の元祖は… 元ロッテ・水上善雄氏が独自分析

MLBで流行中のスイーパー。元ロッテ水上善雄氏は昔のNPBにも投げる投手がいたと語り…。

大谷翔平

元ロッテオリオンズの水上善雄氏が元広島東洋カープ・高橋慶彦氏のYouTubeチャンネル「よしひこチャンネル」に出演。大谷翔平選手が得意としている「スイーパー」について語った。


【動画】高橋慶彦氏と水上善雄氏が大谷翔平選手が得意とするスイーパーを語る


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■トレード相手だった2人がトーク

1990年に広島とロッテで行われた交換トレードの相手だった高橋氏と水上氏がトークをした今回の動画。

話題は水上氏が入団直後のロッテに。高橋氏が「三井さんってピッチャーいたよね。めっちゃ球が速い人」と1974年に新人王を獲得した元ロッテ・三井雅晴氏を回想する。

水上氏も「衝撃を受けました。背も高くて、すごくて、カーブがこんな(弧を描いて)カーブで」と話す。すると高橋氏は「160キロぐらい出ている感じだよな」と振り返った。

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■昭和も160キロ超えがいた?

さらに「今、160キロっていうけど、(昔も)結構でている人、多いよね」と高橋氏。水上氏も「いると思います。間違いなくいると思います」と同調する。

ロッテの投手陣について高橋氏は「三井さんはエグかったよな。背が高くて、球が速くて。水谷則博さんっていたやん、左の。超クイック」と話し、世界の盗塁王・福本豊氏の影響でロッテの投手だった水谷氏のクイックが速く、オールスターゲームで対戦した際、走れなかったことを明かした。


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■ロッテにスイーパーを投げる投手がいた?

水上氏は「今、スイーパー(横に大きく曲がるスライダー)って大谷翔平が投げるじゃないですか。私ね、ロッテに入ったばっかりのときに、成田文男さんって方がいらっしゃった。あの方のスライダーって、今の言葉で言ったら完全に横滑りするスイーパーなんですよ」と指摘。

続けて、「20勝を何回もされた方で、私が現役で初めてブルペンでその球を見たとき、『え、こんな球どうやって打つの』と思ったくらい、そういうピッチャーなんですよ」と話した。


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■スイーパーの元祖は?

高橋氏も「今は時代が違う」と前置きしながらも、「お化けフォークっていうんだったら、村田兆治さんのフォークは消える魔球じゃのうって。エポック社の野球盤」「杉浦忠さんカーブは右打者が飛んで逃げるくらい曲がったと聞く」などと振り返る。

話を聞いた水上氏は「スイーパーの元祖って稲尾和久さんだと思っているんですよ。あの方もストレートも速かったけど、スライダーがすごいコントロールとキレが良くて、投げ方が少しサイドっていうか。なので、間違いなくこう切ったら、横に曲がるはずなんですよ」と分析していた。

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