現在祝日がないのは6月と12月 8割が「6月にも祝日を」、若い世代ほど…
列島が梅雨前線に覆われる6月。ジメジメと過ごしづらいだけでなく祝日もないという…。
■6月と12月には祝日なし
梅雨という季節の好き嫌いを調査したところ、「9割近くが嫌い」という結果に。それはジメジメした湿気のせいもあるだろうが、梅雨のど真ん中である6月には祝日がないことも理由のひとつかもしれない。
現在、1年のうち祝日がないのは、6月と12月。2019年に今上天皇が即位し、天皇誕生日が12月23日から2月23日に移動したため、このような形になった。
なお、秋篠宮さまは11月、悠仁さまは9月生まれのため、天皇誕生日によって6月に祝日が生まれることはしばらくなさそうだ。
■8割が「6月にも…」
12月に祝日はないが29日くらいから年末休みに入る人も多い。とすると、やはり6月にも祝日は欲しいものなのだろうか。
Sirabee編集部が、5月25〜26日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「6月の祝日」について調査したところ、「絶対にあったほうがいい」が37.7%。「どちらかというとあったほうがいい」が最も多く41.8%だった。
全体の8割近くが、6月にも祝日を希望していることがわかる。
■若い世代ほど切実
国民が熱烈に求めている6月の祝日だが、世代によって温度差もあるようだ。今回の調査では、10〜20代で「絶対にあったほうがいい」が50.9%に及んだのに対して、60代では29.9%。
世代が上がるほど、強く求める割合は低くなっている。会社などでの立場上、休みを言い出しづらい若い世代は、国民の祝日になってもらいたいと願うのかもしれない。
■執筆者紹介
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ
・合わせて読みたい→九州北部から東海までが梅雨入り 「梅雨が好きか嫌いか」9割の答えは…
(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)