岡田彰布監督、「これはもう、できすぎ」 巨人戦で勝利収め30日から交流戦に臨む

28日の巨人戦で勝利を収め、今季初の8連勝をマークした阪神タイガース・岡田彰布監督。喜びをかみ締めながら、30日からの交流戦に臨む。

岡田彰布

読売巨人軍に同一カード3連勝を飾った阪神タイガースは、貯金を今季最多の17に増やし、30日からの交流戦に臨む。

28日の巨人戦に勝ち、今季初の8連勝をマークした岡田彰布監督は勝利監督インタビューで「これはもう、できすぎ」と喜びをかみ締めながら、「きっちりとした自分たちの野球をやっていけばいい」と自信をのぞかせた。


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■好調の理由は…

インタビューの中で、岡田監督は好調の理由について、「先発投手が頑張り、打線もうまく点を取っている。(投打の歯車が)うまくかみ合っているのが、こういう結果につながっているんじゃないか」と語った。

交流戦前のチーム成績は31勝14敗1分け。

先発陣を引っ張っているのはリーグトップの6勝を挙げている大竹耕太郎、4勝の村上頌樹だ。昨年未勝利の2人が、2軍で調整中のエース青柳晃洋の穴を埋めて余りある活躍を見せている。

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■投手陣で支える「守り勝つ野球」

ベテランの西勇輝、開幕こそ出遅れた3年目の伊藤将司も安定した投球でローテーションを守り、2年目の桐敷拓馬は26日の巨人戦でプロ初勝利をマーク。才木浩人は28日の巨人戦で8回途中を1失点に抑え、今季3勝目を挙げた。

救援陣は戦列を離れていた守護神の湯浅京己が、26日の巨人戦で復帰登板。安定した投球が続く岩崎優は防御率0点台、27日の巨人戦でプロ初セーブを挙げた加治屋蓮に至っては防御率0の快投が続いている。

チームの総失点はリーグ最少の131で、岡田監督が掲げる「守り勝つ野球」を投手陣全体で支えている。


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■攻撃陣も勝負強さ見せる

一方の攻撃陣はともに打率3割を超える近本光司、中野拓夢の1、2番コンビの活躍が光る。近本はチャンスメイクだけでなく、リーグ上位の打点26を挙げるなど、4番大山悠輔、5番佐藤輝明にも引けを取らない勝負強さを見せる。

中野は昨年の18をすでに上回る22四球を選び、得点力アップにも貢献。チームの総得点189、166四球はともにリーグ1位を誇る。

投手によって交代する7番の梅野隆太郎と坂本誠志郎を除くと、固定されていないのは新外国人ミエセスとルーキー森下翔太らがしのぎを削る6番だけだ。

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