オカモト氏・橋田氏が相次いで会見 動画謝罪したジャニーズ事務所は記者会見すべき?
カウアン・オカモト氏に続き、26日には橋田康氏がFCCJで記者会見。ジャニーズ事務所は14日に謝罪動画を公開したが、記者会見を求める割合は…。
2023/05/29 05:45
26日、元ジャニーズJr.の橋田康氏が、26日、日本外国特派員協会(FCCJ)で記者会見を開いた。
英・BBCが『J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル』という番組を放映し、故・ジャニー喜多川氏による性加害問題があらためて世界的な注目を集めて以降、FCCJという公式の場で被害者が会見するのは、4月12日のカウアン・オカモト氏に続いて2人目となる。
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■橋田氏・オカモト氏が会見
橋田氏とオカモト氏は、16日、国会内で立憲民主党によるヒアリングに応じた。この会合には警察庁、法務省、こども家庭庁の関係者も出席しており、立憲は26日にこの問題を受けて児童虐待防止法の改正案を衆議院に提出。
ジャニー氏による性加害問題は、一芸能事務所のスキャンダルや芸能界のセクハラトラブルといった枠組みを超え、世界が注視する公の問題になりつつある。
■ジャニーズ事務所は動画公開
一方のジャニーズ事務所側は、14日深夜、公式サイトに藤島ジュリー景子社長による動画を公開。「世間を騒がせていること」「被害者」「関係者とファン」に対して謝罪を表明した。
オカモト氏の告発については「問題がなかったとは一切思っておりません」と認めつつ、「性加害については知らなかった」「第三者委員会は設置しない」などと述べている。また、今後記者会見を行うかどうかについては、明らかにしていない。
■第三者委員会は設置せず
この動画については、これまで公の場に顔出しすることがなかった藤島社長が登場して謝罪したことを評価する向きがある一方、取材陣からの質問が可能な記者会見ではないことや第三者委員会を設置しないことなどについて批判の声も見られる。
また、メディアが対応しづらい日曜深夜に動画が公開されたことや翌日が新聞休刊日であったことなどに対する憶測も。世間は、この問題についてどのような印象を抱いているのだろうか。
■7割以上が「記者会見すべき」
Sirabee編集部が、5月25〜26日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、全体の73.9%が「ジャニーズ事務所は記者会見すべき」と回答した。圧倒的多数が、前回の動画公開では納得していない様子がうかがえる。
26日の橋田氏による会見は、14日の動画公開後に行なわれており、こうした新しい事実や状況に対応すべきと考える人も多いのだろう。
■60代が8割が会見求める
なお、今回の調査結果で記者会見を求める声は、男性74.4%に対して女性73.4%と、意外にも男女差はほぼ見られない。
一般にジャニーズファンは女性に多いイメージがあるが、ファンであるかや親近感に関わらず、社会全体が問題視していることがわかる。
また、世代別では、30代が69.0%と唯一7割を下回ったものの、それ以外の全ての世代で7割を超え、60代では79.1%と8割に迫っている。
ジャニーズ事務所所属タレントをリードする存在である東山紀之は、21日の『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)内で、ジャニーズ事務所という名前を改名する可能性にも触れた。
被害者が「ジャニー」「ジャニーズ」という名前を聞くたび、少年時代の恐ろしい体験がフラッシュバックする恐れもあり、ひとつの対策かもしれない。いずれにせよ、どこまで社会に開かれた形で問題解決が進むのか、余談を許さない状況だ。
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(文/Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)