息子と友達の喧嘩に巻き込まれた父親が死亡 家に押しかけられた暴行が致命傷に
学校で喧嘩した相手が家に復讐に訪れ…。息子を守ろうとした父親がコンクリートに頭を叩きつけられるなどして、死亡してしまった。
自宅に押しかけ、「息子に会わせろ」と騒いだ男たち。拒否した父親が殴られ死亡していたことを、『People』などアメリカのメディアが伝えている。
■学校でトラブル勃発
つい先日のこと、アメリカ・メリーランド州のミドルスクールに通う少年(14)が、学校で同じく10代の生徒とトラブルになった。
喧嘩は決着がつかなかったのか、相手は腹を立てたまま放課後を迎えたらしく、少年の自宅前に数名の大人を含むグループが出没。「少年を出せ」と騒ぎ家族を驚かせた。
■凄まじい暴行を受けた父親
対応に出て事情を聞いた少年の父親(43)は「息子は君たちの喧嘩に応じたりしない」と伝え、少年を玄関に呼んで会わせることを拒否。
男たちは「家に押し入って息子をつかまえる」と言い張ったが父親がやはり許さなかったため、「ならお前が相手だ」と喚いて、父親につかみかかった。
騒ぎに驚いた子供(12)が「パパ、パパ」と叫びながら飛び出したが、男たちは父親を殴り続け、頭をつかんでコンクリートに叩きつけるといった凶行に及んだ。
■搬送されるも帰らぬ人に
散々暴れた男たちが去ったあと父親は外傷センターに搬送され治療を受けたが、外傷性脳損傷を負っていたため翌日には息を引き取った。
現在、現地の警察が父親を襲った男たちを特定すべく調べを進めている段階だという。自宅の防犯カメラや隣人宅のカメラにも事件の様子をとらえた映像が残っていたことから、捜査はスムーズに進みそうだ。
■残された子供はショック
亡くなった父親の婚約者がメディアの取材に応じ、「(襲ったのは)10代の子供3人、成人2人です」とコメント。
また事件直後の男性の様子については「パンチされただけじゃないのは明らかでした」と語り、病院には搬送されたが手の施しようがない状態だったと明かした。
父親にとっては義理の姉にあたる人物も取材を受け、子供たちが父親の死に大変なショックを受けたと話している。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)