幼い子供2名が川遊び中に流されて溺死 増水した場所に入ったために…
楽しいはずの川遊びで、幼い子供2人が死亡してしまった。母親も近くにいたが、子供たちを救うことはできなかった。
仲良く川で遊んでいた姉と弟が、流されて死亡する悲しい事故が発生した。捜索にあたった警察が「ぜひこれを教訓に…」と述べ注意を呼びかけていることを、『People』などアメリカのメディアが伝えている。
■川に遊びに行った家族
アメリカ・カリフォルニア州で暮らす女性が、娘(8)、息子(4)、友人の計4人で川遊びを楽しみに出かけた。子供たちは「よじ登って遊べる岩を探したい」と考え張り切っていたというが、ある瞬間にそろって溺れ流されてしまった。
ただちに捜索活動を始めた当局は、事故発生から1時間以内にまずは娘を発見。しかしすでに手遅れで手の施しようがなく、死亡が確認された。
息子はなかなか見つからなかったが、当局は粘り強く捜索活動を続行。事故の翌朝には、娘の遺体発見現場から3キロほど離れた場所で息子を発見した。しかしそちらも死亡しており、水中で木に引っかかった状態だった。
■ライフジャケットは…
死亡した子供たちは、ともにライフジャケットは着ていなかったとのこと。またふたりは川に到着後すぐに遊び始め、事故はその直後に発生したとみられている。
当局は「この悲しい事故が人々にとって教訓になることを願います」「極めて深刻な警告だと受け止めてほしい」と話して川の危険性を伝えている。
また今回の事故が起こった現場については「3月14日から行楽を禁じていました」「雪解けで増水し危険な状態だったのです」とも説明している。
■川には危険がいっぱい
ライフジャケットを着ていたとしても、深い場所に移動すれば足が川底から離れてそのまま一気に流されるケースもあるという。
川で遊ぶときには大人の膝下くらいの極めて浅い場所を選ぶ、川の流れは想像以上に速く危険であることを忘れないなど、知っておくべきことは多い。
夏には学校・園などでも児童・生徒を連れて川に行く機会があるが、教職員は「川は危険な場所」と意識して事前に十分に指導しておく必要がある。家庭でも、川が危険な場所であることを子供たちに教えておくべきだ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)