鈴季すず、賛否両論の世代闘争について言及 「スターダムの景色を変えるために…」
27日、東京・大田区総合体育館で開催された『STARDOM Flashing champions 2023』。舞華、鈴季すず、星来芽依らがタッグマッチで対戦し…。
ブシロード傘下の女子プロレス団体・スターダムがビッグマッチ『STARDOM Flashing champions 2023』5.27東京・大田区総合体育館大会を開催した。
■ユニットを越えた世代闘争
第4試合では、舞華&鈴季すず&星来芽依が、高橋奈七永&水森由菜&HANAKOと6人タッグマッチで対戦。
すずと舞華は6.4東京・後楽園ホール大会で、林下詩美&上谷沙弥と一緒にユニットを越えた世代闘争をぶち上げて、岩谷麻優&中野たむ&ジュリア&朱里との対戦が決定。
HANAKOもさくらあやとの新人タッグで、レディ・C&桜井まい&月山和香といった上の世代と対戦するとあって、お互いに負けられない試合となった。
■6人タッグマッチで対戦
試合は舞華組の奇襲から始まりいきなり場外乱闘。パワーで勝る奈七永組が応戦する。芽依を標的に定めた奈七永組だが、芽依のスピードとすずのラフファイトで舞華組が形勢を逆転。
ユニットの違う舞華とすずだが、同士討ちを避けると、ダブルのドロップキックを披露する。しかし奈七永がラリアットで舞華組をなぎ倒す。すずと奈七永は見ごたえのある打撃戦を展開。場内からは大きな手拍子が発生する。
■舞華組が勝利
舞華も奈七永とパワーで渡り合うと、両者はラリアット合戦。これは舞華が制したが、再びラリアット合戦で吹っ飛ばされ舞華。奈七永からタッチを受けたHANAKOも長身を活かした技で、舞華組を相手に奮闘。
奈七永、水森のサポートもあり、芽依に2階からのブレーンバスターを放つ。芽依は丸め込み合戦に持ち込むと、舞華とすずが奈七永&水森を排除。すずがカウンターで強いドロップキック放ちカウント3。舞華組が勝利を収めた。
■スターダムへの想い
バックステージですずは「舞華! 意外と(このタッグ)いいんじゃない?」と舞華に問うと、舞華も「思ったよりも」と笑顔。
すると、すずは「オマエら世代闘争がなんなのか、わかってないとか、面白くないだとか言ってるやついるけどな。なんでやるか分かってる? このスターダムの景色を変えるためにやってんの! ずっと同じ景色じゃつまらないでしょ? (舞華に)裏切んなよ!」と世代闘争の意義を話し舞華に釘を指すと、舞華も「私もやりたいこといっぱいある。それが世代闘争というのが、私の第一歩かな」とコメント。
舞華とすずは上手くいったが、この日は詩美と上谷がまたもや仲間割れをしており、新世代軍の結束はまだ怪しい。
◆スターダム◆
『STARDOM Flashing champions 2023』
2023年5月27日/東京・大田区総合体育館
▼6人タッグマッチ(15分1本勝負)
舞華&鈴季すず&星来芽依(12分03秒 片エビ固め)高橋奈七永&水森由菜&HANAKO
■執筆者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)