板前歴20年が教える「悪魔的な鶏のから揚げ」が激ウマ 甘辛ダレでご飯がすすむ
プロの板前がテクニックを披露するYouTube『料亭スタイル』。ご飯が進む「悪魔的なから揚げ」の作り方は…。
食卓の定番メニューのから揚げ。各家庭それぞれの作り方があるが、「ご飯に合う」に特化したから揚げを作ってみるのはどうだろうか。
明治45年創業の料亭がルーツの「仕出し割烹 しげよし」による「プロ直伝のレシピ」をわかりやすく紹介しているYouTubeチャンネル『料亭スタイル』に「悪魔的にご飯に合う鶏の唐揚げ」が投稿された。はたしてどれだけご飯に合うのか、Sirabee編集部は実際に作ってみることにした。
画像をもっと見る
■「悪魔的な鶏の唐揚げ」の材料
・鶏もも肉 2枚
・2倍濃縮めんつゆ 60g
・水 30g
・砂糖 15g
・ごま 適量
・にんにくチューブ 1cm
・しょうがチューブ 1cm
・天ぷら粉 適量
甘辛いタレに絡めて食べるから揚げで、小麦粉や片栗粉ではなく天ぷら粉で「とり天」のように揚げるのが特徴だ。
■鶏もも肉は下処理が大事
大きめのボウルにめんつゆ、砂糖、ごま、にんにくチューブ、しょうがチューブを入れて混ぜたら完成。にんにくとしょうがが入っていて焼肉のたれのようなパンチのある味だ。
鶏もも肉は下処理の段階で筋など硬いところを取っておくことで、臭みや脂っこさが和らいでよりおいしくなるという。ここから食べやすいよう一口大に切っていくのだが、とり天をイメージしてナナメにそぎ切りする。カットしたら塩コショウで下味をつけておく。
水1に対して天ぷら粉は1.4〜1.6の割合で入れる。ドロっとした水はあらかじめ冷蔵庫で冷やしておけば、揚げたときに衣がサクサクになるとのこと。片栗粉でも代用可能だが、とり天にすることで甘辛いタレと絡みやすくなるという。
■タレと絡めたら完成
鶏肉を揚げるときは丸まらないよう、なるべく広げて油に入れるのがポイント。
少し放置して予熱で仕上げたら、先ほどのボウルに入れて絡めるだけ。衣がしっとりとして剥がれやすくなるため、くれぐれも混ぜすぎには注意してほしい。
最高傑作だという「悪魔的な鶏の唐揚げ」の完成。はたして、気になる味は…
■甘辛いタレでご飯がすすむ
タレを絡めすぎたか、衣のサクサク感はほとんど消えてしまったが、パンチの効いた甘辛いタレと鶏もも肉の相性は抜群。たしかにご飯がすすむ。鶏もも肉は一口大に切ったつもりだったが完成してみると大きすぎた。衣とタレが絡んだところがおいしいので、小さめのから揚げにしたほうがよりおいしく感じるかも。
やや甘くなりすぎたので、調味料の量は好みでバランスを変えても良さそうだ。七味、小ネギを散らしてみたがこちらも相性が良かったので試してみてほしい。
■「肉汁10倍から揚げ」もおすすめ
「料亭スタイル」では、肉汁たっぷりの「肉汁10倍から揚げ」の動画も紹介。Sirabeeでも実際に作ってみたことがあった。こちらは今回のから揚げとは違い、パリパリ&ジューシーの正統派から揚げで、万人に受けること間違いなしの味だ。詳しくは過去の記事でレビューしているのであわせてチェックしてほしいぞ。
■「悪魔的な鶏の唐揚げ」
・合わせて読みたい→ご飯にもパンにも合う魅惑の味 くまの限界食堂「鶏のテリテリハニー」が最高
(取材・文/Sirabee 編集部・二宮 新一)