山田裕貴、カメラが回らないところでの評判 現場での「人柄」に周囲も驚き
『ペンディングトレイン』の演技が好評な山田裕貴。現場では誰からも愛されていて…。
放送中のドラマ『ペンディングトレイン─8時23分、明日 君と』(TBS系)が回を重ねるにつれて注目度を増している。主演を務める山田裕貴の演技も好評だ。最近、ドラマで彼を目にすることが多い。
多くのオファーが舞い込むのには、「ある理由」が…。
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■俳優として引っ張りだこ
『ペンディングトレイン』は、偶然同じ電車に乗り合わせた見ず知らずの乗客68名がある日、未来の荒廃した世界へワープする物語。電波が通じず、水も食料もない極限状態で助け合いながら、元の世界に戻ろうとする姿を描いたヒューマンエンターテインメントだ。
山田はカリスマ美容師で明るい性格ながら、辛い過去を経験した陰のある青年を演じている。今年、彼はNHK大河ドラマ『どうする家康』や4月クールの『特捜9 Season6』(テレビ朝日系)、4月21日から公開中の映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編─運命─』など、話題のドラマや映画に多数出演。
■「カメレオン俳優」として期待
近年、テレビで見ない日はないと言っても過言ではないほど、波に乗っている山田。なぜ、これほど多くの作品に起用されるのか。
あるテレビ局関係者は、演技力の高さを挙げる。「爽やかな好青年から不良高校生、法科大学院の教員など、様々な役を演じ分けています。どんな役をやっても違和感がなく、主役でも、脇役でも見る人の印象に残る。業界内では、綾野剛さんや菅田将暉さんのような“カメレオン俳優”として期待されていますよ」(テレビ局関係者)。
『ペンディングトレイン』でも、辛い過去を抱え、危機的状況に置かれながらもまっすぐ前を向く主人公を熱演している。彼の発するセリフや表情に惹きつけられる人も多いのでは。
■「現場のムードメーカー」
確かな演技力に加えて、現場での細かい評判も良好だ。すっかり売れっ子俳優になったが、驕ることはない。
「明るく、気さくで現場のムードメーカーです。『ペンディングトレイン』で共演している赤楚衛二さんとは同じ高校に通っていたこともあり、すっかり打ち解けています。『特捜9』の撮影現場で、井ノ原快彦さんの誕生日祝いをした際は、なぜか祝う側なのに感極まって号泣してしまい、みんなからイジられていました(笑)。山田さんがいる現場はいつも和やかですよ」(前出・テレビ局関係者)。
誰からも好かれる性格も、オファーが途切れない理由の一つかもしれない。
■膨大なセリフを暗記
4月クールは3本の連ドラに出演する快挙を成し遂げているが、見えないところで努力を重ねているようだ。前出のテレビ局関係者が語る。
「覚える台本の数は20~30冊になったと思います。膨大なセリフ量でも、現場でのミスはほとんどないそうです。自宅や移動時間など、限られた時間で覚えて、しっかり役のイメージを固めた上で現場に入っているのでしょう。あれだけ忙しいのに、複数の仕事を同時にこなすのは中々できることではありませんよ」(前出・テレビ局関係者)。
山田の快進撃はまだまだ止まらなそうだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)