赤星憲広氏、盗塁しやすかったレジェンド投手を告白 「先に走って」と言われ…
赤星憲広氏が「めちゃくちゃ走りやすかった」という中日の投手。盗塁を増やすチャンスでもあったと話した。
■盗塁難しかった捕手
現役時代に5年連続盗塁王を獲得し、通算381盗塁をマークした赤星氏。当時、セ・リーグには古田敦也や阿部慎之助といった名捕手がいたが、「僕の記憶が間違っていなければ、谷繁さんが1番走れてないと思います」と語る。
盗塁防止のために谷繁氏が投手にクイックを徹底させていたことが理由で「ドラゴンズ戦が正直、1番走りにくかった」と振り返った。
■山本昌氏に言われた「先に走って」
一方で、得意としていたのも中日の投手で、それは山本昌氏。中日一筋32年で、積み上げた勝利数は219。史上最年長41歳でのノーヒットノーランも達成したレジェンド左腕だ。
大きく振りかぶる独特のフォームが武器だったが、走者からすれば「めちゃくちゃ走りやすかった」とのこと。
赤星氏がランナーだと打者に集中できない山本氏は「先に走って」と盗塁を“許可”していたそうで「『どうやっても牽制でアウトにできないし僕のモーションじゃアウトにできない。二塁に行ってからのほうがいいから。三盗だけはせんといて』ってよく言われてた」と明かした。
■盗塁阻止率下がらず安堵
山本氏が先発のときは盗塁数を増やすチャンスだったとも。「昌さんが先発だと、何回出塁できるかっていうのは盗塁を増やす上での1つの条件だった。モーションが大きいんでリードを大きくとれたんです」と話す。
これを聞いた谷繁氏は「よかったよ。俺山本さんと途中からあんま組んでない。だから俺の盗塁阻止率はそんなに下がってない。俺が山本さんと組んでたら、多分俺の盗塁阻止率は下がってる間違いなく」と安堵しながら豪快に笑っていた。
■「めちゃくちゃ走りやすかった」投手は…
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(文/Sirabee 編集部・RT)