オリックス連敗を新外国人セデーニョが止める 「チームの助けになったいい打撃だった」【週刊バファローズ2023】
首位陥落し連敗にも苦しんだ先週のオリックス・バファローズ。ただ、打線の目覚めは交流戦に向けて朗報か。
先週のオリックスは、千葉ロッテから1勝も出来ず、首位陥落するだけではなく、2位の座も福岡ソフトバンクに取られてしまった。
今年は苦手としている北海道日本ハムにも負け越し、打線も低迷していたが、最後の最後で新戦力により、連敗を脱出している。
■2023オリックス・バファローズ戦績 5.16-5.21
・対 千葉ロッテマリーンズマリーンズ/千葉・ZOZOマリンスタジアム
5.16 △オリックス(宮城)1-1(種市)千葉ロッテ△
5.17 ●オリックス(田嶋)3-7(小島)千葉ロッテ○
5.18 ●オリックス(山崎福)1-5(廣畑)千葉ロッテ○
・対 北海道日本ハムファイターズ/大阪・京セラドーム大阪
5.19 ●オリックス(山岡)0-1(加藤貴)北海道日本ハム○
5.20 ●オリックス(竹安)3-5(北山)北海道日本ハム○
5.21 ○オリックス(コットン)10-4(鈴木)北海道日本ハム●
※(カッコ)内は先発投手。
※通算成績はオリックス22勝18敗2分けの3位。首位の千葉ロッテとは2.5ゲーム差。(2023.5.21現在)
■千葉ロッテに連敗
千葉ロッテとの首位攻防戦は是が非でも勝ち越したいところだったが、先発の宮城大弥は好投を見せたものの、打線が沈黙。引き分けスタートとなった。
2戦目は先発の田嶋大樹が野外球場での連勝をストップさせると、3戦目は先発の山崎福也が「なんとか粘り強く投げていきたかったんですが、最後(6回)のところは、しっかりとイニングを投げ切れるようなピッチングがしたかったです」と反省。
5回2/3を2失点の好投も中継ぎ陣が打たれ、打線の援護もなく2連敗。これは痛かった。
■京セラドームではイベントも
京セラに戻り、北海道日本ハムとの3連戦は『大阪代表 バファローズ高校』というイベントマッチが行われた。
初戦は先発の山岡泰輔が5回まで、その後を本田仁海がピシャリと抑えるも、今シーズン抜け球が目立つ阿部翔太が失点を許し、0-1で敗戦。
試合後、北海道日本ハム先発の加藤貴之に封じ込められた打線について、中嶋聡監督は「早いカウントから打ちに行くのはいいんですけど、 打たされてしまうっていうのは良くない」と苦言を呈している。
■山本由伸が発熱で登板回避
第2戦は連敗を止めるべく、先発するはずだったエース山本由伸が、発熱による『特例2023』により抹消。登板を回避する緊急事態。
山本の代役として先発を務めた竹安大知も2回の先頭打者に投球したところで右肘に違和感を訴えて降板するなどアクシデントが続けて起きたこともあり、中継ぎ陣の肩が万全に作れなかったのか失点を許してしまう。
打線は2点差まで追い上げるも追いつくことが出来ず4連敗。