DDT両国に元WWEザック・ライダーが参戦 王座挑戦を受ける遠藤哲哉「ギャラ3000万円級のレスラー」
遠藤哲哉が保持しているDDTユニバーサル王座にWWEのザック・ライダーことマット・カルドナが挑戦することが決定。
DDTプロレスが5月21日、東京・後楽園ホールで『KING OF DDT 2023 FINAL!!』を開催した。
■遠藤が対戦相手を「早く教えろ」
そもそもは、7.23東京・両国国技館大会で行われる遠藤哲哉が保持しているDDTユニバーサル王座への挑戦を希望する元WWEスーパースターの名が公表されることになっていた。
しかし、第3試合の遠藤&鈴木鼓太郎と佐々木大輔&MJポーのタッグマッチで、ポーを破った遠藤がマイクを持ち「このベルトを狙うギャラ3,000万円級のレスラー、早く教えろ」と要求。
■WWEのザック・ライダーと判明
するとスクリーンに映像が流れ、元WWEスーパースターのザック・ライダーことマット・カルドナと判明。
カルドナはWWEでWWEタッグ、RAWタッグ、WWE US、WWEインターコンチネンタル王座を戴冠したのを始め、米インディーマットでも数々のタイトルを総なめにした実力者だ。
WWEの日本公演にも来日しており、日本でも知名度が高い超大物の一人。
■大モノ食いする気満々
これを見た遠藤は「DDTっていい意味でも、悪い意味でも期待を裏切るから。今回はオレの期待をさらに上に超えてきましたね。3,000万円クラスの大物。でもギャラがレスラーの強さに直結してるわけじゃないんで」と語る。
「ツイッターのフォロワーで言ったら、向こうが200万人で、オレは1万2,000人弱。両国でオレが勝って、強さを証明して、全員にオレをフォローさせた上で3,000万円いただきます」と大モノ食いをする気満々だ。
近年は、アメリカWWEの体制が落ち着かないこともあり、WWEを辞めた選手が日本マットに参戦するケースが多く見られている。
特に知名度の高い選手は、マンネリ化しやすい日本人対決に刺激を与えるだけに、ザック改め、カルドナのDDTマットでの闘いと、バリバリのスーパースターを挑戦者に迎える遠藤の闘いに期待が膨らむ。
◆DDTプロレス◆
『KING OF DDT 2023 FINAL!!』
東京・後楽園ホール/観衆:677人
▼BURNINGvsDAMNATION T.A!(30分1本勝負)
○遠藤哲哉&鈴木鼓太郎(11分2秒 エビ固め)佐々木大輔&MJポー●
※バーニングスター・プレス
■執筆者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)