杉村太蔵、人口減少を前向きに捉える考え方は… 「ポジティブにやりましょうよ」
人口減少で暗い未来が予想される日本社会だが、杉村太蔵は「ポジティブに」「そんなに悪い未来じゃない」など前向きに語り…。
薄口政治評論家の杉村太蔵が、20日放送の『今田耕司のネタバレMTG』(読売テレビ)に出演。日本の人口減少予測に対し、世間の悲観論とは対象的な見解を示した。
■2070年に8,700万人まで減少?
番組はこの日、国立社会保障・人口問題研究所が、日本の人口が2070年に8,700万人にまで減る試算を出したことを紹介。
杉村はこれに「世界的に人口が爆発してますよね? 50年後って言ったら相当、温暖化が進んでるかもしれない。そうすると、食料争奪戦になるかもしれない。そう考えると、これから先、今(日本人が)1億2,000万が2億人になるってよりは、少なくなるってほうがまだ僕は気持ちが楽」と、悲観的な意見とは逆の持論を展開する。
■「我々はもう贅沢言えない」
現役世代の減少による労働力不足や年金問題にも、「バランスなんですけど、僕が70~80の頃には80歳まで働くなんて当たり前の時代がやってきて」「年金支給開始も、僕なんか80歳になったらようやくもらえるかなと」と推測しながら指摘。
消費税アップと同様、年金支給を遅らせることは選挙で不利なためやりづらいという辛坊治郎氏の指摘にも、「だけど、消費税も今ゼロにしますって人がどれだけ当選してるかって言ったらあんま当選してないわけですよ」「やっぱ我々はもう贅沢言えないんですよ」「元気なうちは働かなきゃいけない国なんだってのを自覚しなきゃいけない」と答えた。
■「ポジティブにやりましょう」
アシスタント・月亭八光の「(人口減少の)メリットを教えてくださいよ」という質問にも、杉村は「増えるに越したことはないけど、人口減少40年続いてるんですよ? いろいろなことやっても増えない。解決できる問題とできない問題があって、少子化は解決できる問題じゃないってのが僕の考え」と述べる。
続けて、「将来シミュレーションの中で私たちが幸せに生きるには、元気なうちは働きましょう」「80歳でも求められる人材になるためにいろんなこと勉強したほうがいいよね、だからリカレント教育とかリスキリングとか」と、シルバー人材を活かすことを繰り返し指摘。
「そういう方向にしていかないといけないんじゃないかって。そういうポジティブにやりましょうよ」と前向きに語った。
■そんなに悪い未来じゃない?
また、AIやロボットに生産活動を任せ、人間にはベーシックインカムを支給する流れになるかもしれないという辛坊氏にも、杉村は「マネーじゃなくて現物支給になってきませんかね?」と指摘。
「食べていくには問題ありませんよと。食の部分に関しては大丈夫ですよって国家ができたら、そんなに悪い未来じゃないんじゃないか」と、悲観的な予想に明るさを見出した。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)