デーブ・スペクター、ネット番組に出演する芸人に憤り 「出たらあかん」
デーブ・スペクターがAmazon primeなどに出演する芸人に「出るべきではない」と提言。
19日放送の『バラいろダンディ』(TOKYOMX)で、デーブ・スペクターが芸人の動画配信サイト番組出演に不快感をあらわにした。
■Amazonが日本のお笑い番組を制作
動画配信サイト「Amazonプライム」が『風雲たけし城』など、日本発祥のお笑い番組を次々と制作しているニュースを取り上げたこの日の放送。
デーブは「『たけし城』を世界に初めて紹介したのは僕なので。なのに相談に来ないから。ちょっと複雑な気持ちですよ。芸能界には段取りやしきたりってものがあるでしょ。まずその人にとらやの羊かん持ってこいよ」と不満を述べた。
■デーブが動画サイト番組の出演に…
『風雲たけし城』や「アマゾンプライム」について語ったあと、デーブは「これ、怒られますけど、 有吉さんの番組をやっているんですけど、地上波で飯を食っている芸人は、そういう媒体に出たらあかんと思うんですよ。だって今、死活問題だから、地上波が」と語る。
ゲストの古坂大魔王は「ギャラが良いんですよ、あれ」とネット番組出演芸人に理解を示すが、「そうだけど、僕はもっと危機感を持って、『Amazonもおもしろいんだけど、ちょっとごめんなさい、もうフジテレビにお世話になっています』とか思うべき」とデーブ。
さらに「TBSも全部そうですけど。僕はそう思います。だって、助けることになるんだから」と持論を展開した。
■古坂の見解は…
古坂は「僕はテレビが好きだし、個人的にはどっちがというのはあまりないタイプだと思っていて。だってテレビで全く仕事がなかったから、仕方なくネットをやっていたわけですからね、15年、20年ぐらい。それがたまたま良かっただけの話で」と話す。
そして「テレビに関しては憧れた世界だけど…。やっぱりMXが自由すぎますよ。こんなに巻かないスタッフはいないですよ」と『バラいろダンディ』スタッフを絶賛していた。
■若い世代に広がるテレビ離れ
デーブの「地上波に出演している芸人は動画配信サイトに出ないでほしい」という持論。その根底には「地上波離れ」があるようだ。
Sirabee編集部が全国の10~60代の男女3,140名に実施した調査ではテレビよりも動画サイトを見る人は半数を下回るものの、10代女性の49.3%など、若い世代では動画サイト派も多くなっている。
視聴者からはデーブの持論に、さまざまな声が上がっていた。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代の男女3,140名 (有効回答数)