オリックス、育成のセデーニョを支配下登録しいきなりスタメン起用 「思い切ってボールを叩くだけ」
オリックス・バファローズが打率.378の育成選手であるレアンドロ・セデーニョを支配下選手として登録することを発表した。
オリックス・バファローズは19日、育成の外国人、レアンドロ・セデーニョ内野手を支配下登録したと発表した。背番号は「40」。セデーニョは今年2月の宮崎春季キャンプからチームに合流。
育成ながらファームでの成績は打率.378、1本塁打、得点圏打率は.522をマーク。新外国人シュウィンデルに浮き沈みが激しいことから、19日に即1軍昇格を果たした。
■日々のヒットが自信に
会見でセデーニョは「本当に嬉しいです」と笑みを浮かべると、ファームでの育成生活について「毎日一生懸命に練習をやっていくことと、打席のなかでなるべくシンプルにやっていこうということと、毎日2本とかヒットが出るとそれも自信につながりましたし、自信が上がってくると、続くといういい連鎖が起こっていたので、それを続けてやってきました」という。
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■「ホームランは狙わない」
キャンプのときに比べて体がシェイプアップされていたが「体重自体はあまり気にしてないんですけど、日本のスタイルでたくさん走って、たくさん練習して、健康的なものを食べてという生活をしていたら、自分の中でかなり体調はいいです」と日本の生活が合っている様子。
今後のプレースタイルは「試合を楽しみながらその中でいい結果が出ればいいと思っています。きょうホームランが見せられたらいいんですけど、自分は思い切ってボールを叩くだけで、それがホームランになるかどうかは、打席の内容に結果がついて来るだけだと思うのでホームランは狙わないです」と語り、まずは自分のバッティングに集中したいようだ。
■1軍への意気込み
日本に来て伸びた点について聞かれると「日本に来る前は触れることができなくて、Googleとかで調べたりとかできなかったんですけど、実際に日本にやって来て、対戦して来て、日本の野球はこういうものだというのを肌で感じて、それをファームでやってて楽しくできたんですけど、1軍の高いステージでも同じようにできたらいいなと思います」と1軍でも野球を楽しみたいというセデーニョ。
オープン戦では苦戦していたが、この間の成長を多いに期待したい。なお、セデーニョは、さっそく今日19日・京セラドーム大阪での北海道日本ハムファイターズ戦でスタメン起用されている。
■執筆者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)