50代男が自宅敷地で遊ぶ10代少女を攻撃 「犯罪者かと思い怖かった」
敷地内で人の影を見て、「犯罪者だ」と勘違いした男。とっさに攻撃を仕掛け、友達と遊んでいた10代の少女に怪我を負わせた。
10代の子供たちがよその敷地に勝手に立ち入り、遊びに没頭。その人影を見てパニックに陥った男性が、14歳の少女を撃ってしまうまでの経緯を、『CBS News』などアメリカのメディアが伝えた。
■家の外に人の気配が…
つい先日のこと、アメリカ・ルイジアナ州で暮らすデヴィッド・ドイルという名の男(58)の敷地に、何者かが侵入した。
「家の外に誰かがいる」と気づいた男は警戒心を募らせて銃を手にし、家の外に。すると不審者数名が逃げ出したため、男はたまらず発砲した。
■14歳の少女に命中
このとき、男が撃った銃弾はひとりの少女(14)の後頭部に命中。少女はすぐに最寄りの病院に搬送され、命にかかわる怪我は負っていなかった。
その後の調べで、少女は友達と男の敷地に無断で入り、かくれんぼをしていたことが明らかに。何も知らず、犯罪者だと警戒し発砲した男はほどなくして逮捕され、取り調べを受けていると伝えられた。
少女と遊んでいた子供たちについては、負傷を免れた。
■過去には私道で類似ケース
今年4月には、ニューヨーク州で暮らす若者たちが他人の私道に誤って車を乗入れて、住人(65)を驚かせた。老いた妻と暮らす住人は怯え、たまらず発砲。車に乗っていた20歳の女性が銃弾を浴びて、死亡する事件が発生した。
現場となったのは人が少ない地域で、夜は私道も暗かった。それもあって住人は不安になり、自衛目的で発砲してしまったのだ。
■「被害者にも非」という意見
この件に関する報道に驚いた人たちからは、「そもそも他人の敷地で遊ぶのは良くない」「せめて許可を得てから入らないと…」という声が多く上がっている。
日本でも、子供が無断で他人の土地に入りご近所トラブルにつながるケースがある。顔見知りなら許してくれても、付き合いのない人であれば警戒するのも無理はない。
子供がいる家庭では、「よその土地・庭に無断で入ってはダメ」としっかり伝えておくほうが安心だ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)