中田敦彦、“闇バイトの実態”解説し反響 「国民全員見るべき」のコメントも
闇バイトで若者たちがSNSから闇に堕ちていく、その実態についてオリエンタルラジオの中田敦彦が解説。「本当に手を出してはいけない」と納得の声が。
お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦が16日、自身の公式YouTubeチャンネル『中田敦彦のYouTube大学−NAKATA UNIVERSITY』を更新。闇バイトの実態について解説し、反響を呼んでいる。
■世間では“闇バイト”が話題に
高級時計店を白昼堂々と襲った8日の銀座強盗事件。3月には台東区上野、4月には渋谷区神宮前など、いま日本では強盗事件が頻発しているが、その裏には闇バイトの存在があると取り沙汰されている。
この闇バイトについて「それが一体何なのか、その裏に何があるのか」ということを調べてみたという中田は、その名前について「事実にイメージが追いついていない」ことを指摘し、若者たちがSNSから闇に堕ちていく実態について言及していく。
■関連ワードを検索せずとも…
“闇バイト”は「お仕事という形で人を誘い込んでいる、犯罪の実行役」「1番危ない役をやらせる捨て駒」「これはものすごく恐ろしいんですよ」と中田。
ツイッターで大っぴらに募集されているとのことで、“高収入”“闇バイト”などと関連ワードを検索するだけで出てくるという。しかも検索せずとも「お金に困ってそうなことをつぶやいた人のところに(勧誘が)くる」「“アマゾンギフト贈呈キャンペーン”に反応するとリプライしてくる」という驚きの事実も…。
中田はこれについて「若くてお金が欲しいなかでSNSやっていると…(つい)DMしちゃうんですよ」と若者が闇バイトに手を出してしまうきっかけについて指摘する。
■“ちょっとお金欲しい”が招く結果
軽い気持ちで手を出してしまったあと「闇バイトで1番募集されている」受け子・出し子をやらされるが、この役割について「バンバン捕まるからバンバン募集しなきゃいけないんですよ」と中田。たとえ成功しても取り分は1~2%程度といい、メリットよりリスクのほうが大きいことを明かす。
「辞めたい」と思っても「親に何があってもいいのか」などと身内への危害をほのめかされるという。そして凶悪化していき今度は「叩き」やれとなるとのこと。その「叩き」がついに“強盗”を意味している。
「強盗ってとんでもなく重いんですよ」と中田。「初犯だろうが執行猶予がつかず最低でも懲役5年」で「強盗殺人は殺人よりも罪が重い。無期懲役」と指摘。
“ちょっとお金欲しい”から始まり、最悪のパターンで無期懲役。この実態に「闇バイトと強盗の間にある壁があまりにも薄い」との見解を示した。
■「本当に手を出してはいけない」納得の声
中田の解説に「すごく怖い! 怖さが伝わる授業!」「知識とお金を持たない若者がこんな風に巻き込まれるなんて」「本当に手を出してはいけない。一度手を出せば逃げられなくなるということ分かりやすく理解することができました」と納得。「子供も親も若者も見るべき動画だと思いました」「これは国民全員見るべき非常に有益な動画ですね」とのコメントが寄せられた。
また、知識のなさにつけ込んだ犯罪に「知識がないと人間は都合の良い言葉に簡単に騙されてしまうんだなということがよく分かりました」という声や「みんなこの動画観て誰も闇バイトに堕ちませんように」と願う声も上がっている。