修学旅行が復活も「思い出作りの押し付け」の声 “集団行動”学ぶ場のあり方が物議
コロナ禍で中止されていた修学旅行の復活に伴い、親世代からもさまざまな意見が。中には「思い出作りの押し付け」との声も…。
コロナ禍から以前と同じ日常が戻りつつある中、学校の修学旅行も復活。ツイッターでは、その必要性についてさまざまな声があがり、議論を呼んでいる。
■「苦手な子もいる」「費用が高い」
新型コロナウイルスについて、感染症法上の分類が今月8日から「5類」に引き下げられ、次第に日常が戻りつつある中、コロナ禍で中止を余儀なくされていた修学旅行も復活。各地を訪れる修学旅行生の姿が見られるようになってきた。
この動きと共に持ち上がってきたのが、修学旅行の是非を問う声。「集団行動が苦手な子もいる」「費用が高い」と疑問視する意見が持ち上がり、中には「思い出作りの押し付けでは」との声もあった。
■「思い出作りの押し付け」?
このことから、ツイッターでは「集団行動」などのワードがトレンド入り。
「思い出作りの押し付け」に対しては、「修学旅行が思い出の押し付け? 不要? いくらなんでも少数派の意見に合わせようとし過ぎじゃない?」「ベビーカーの赤ちゃんを遊びに連れ出すのも思い出作りの押し付けだよな。しかも自分(大人)の」「つい最近まで『コロナで思い出が作れない学生がかわいそう』って言ってなかった?」とさまざまなコメントが寄せられた。
■親世代の声は
また、修学旅行での集団行動をめぐっては、親世代から「集団行動が苦手な子の『参加しない自由』は認めるべきだと思います」「旅行だったら家族で行けばいいよ。そこでマナーやルールを学べばいい」「寝泊まりまでして24時間他人といるなんて、社会人になったってそうないし…強制参加にする必要はないと思います」と疑問が。
その一方で、「苦手ならやらなくて良いは違くない? 少しは頑張るんです。我慢を学ぶのです。それが大人になるっていうことです」「集団の中での我慢やストレスや楽しさを学べる。そのへんを全部回避して免疫ゼロで社会に出るとマジでやっていけない」「一生自立させないつもりかな? 親のほうが先に死ぬのに」との意見も集まる。