「もうそれ以上近づかないで!」 約8割の人が不快に思うと回答した行為とは
仲が良ければ気にならない距離も、相手が変われば不快な空間に…。
ただ話しをするだけなのに、そんなに近づかなくても…。やたらと距離を詰めてくる人にイラッとした経験があるという人は多いようだ。
■やたらと距離が近い人にイライラ
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で79.9%の人が「やたらと距離が近い人にイラッとしたことがある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は73.5%、女性は85.3%という結果になっている。
■仲良くなろうという気持ちはわかるが…
編集部が話しを聞いた30代の男性は、「職場の年配の女性社員に、距離が近く、ふとした瞬間のボディタッチも多い人がいて対応に困ります」と述べた。
最近同じチームで仕事をするようになったそうで、男性は、「気さくで明るい性格の人なので、寡黙なタイプの自分と良好な関係を築こうとしているのはわかる」と言いつつ、その距離感には戸惑っているようだ。
■内緒話でもするのかという近さが不快に
バイト先の同性の先輩がやたら近くで話すタイプの人だったという30代の女性は、「そこまで仲が良かったわけではないのですが、ただ会話をするだけなのに内緒話するかのように近づいてくるのには戸惑いました」と述べた。
「誰に対してもそんな感じで話す人だったので、自分だけが特別距離を詰められているわけではなかったのですが…」と、彼女の性格だと割り切っても、近すぎる距離がなんとなく不快で、なるべく同じシフトに入らないようにして乗り切ったのだという。
■パーソナルスペースは人それぞれ
これ以上踏み込まれると不快に感じるという限界の範囲をパーソナルスペースという。一般的に、45cm以内は「密接距離」と言って、ごく親しい一部の人にのみ許される空間、45cm~1.2mの「個体距離」は表情などもよく分かる、親しい間柄の人との心地よい距離だと言われている。
あくまでも一般的に言われている概念であり、感じ方には個人差がある。自分にとっては問題ない距離でも相手にとってそうであるとは限らない。また、自分は相手に親しみを覚えているが、相手はそうでもないことも…。そんな相違が思わぬトラブルに発展することもあるため、自分本位に距離を詰めないように気をつけたいものだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ゆきのすけ)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)