中野たむ・白川未奈が調印式でピリピリ 「史上初のシングル3冠王者になりたい」
スターダム2冠戦に向けた調印式が都内で行われ、ワールド王者の中野たむとワンダー王者の白川未奈が思いを明かした。
ブシロード傘下の女子プロレス団体「スターダム」は5月27日に東京・大田区総合体育館大会で行われるタイトルマッチの調印指揮を行った。
メインイベントでは“赤いベルト”ことワールド・オブ・スターダム&ワンダー・オブ・スターダム選手権、ダブルタイトルマッチ、ワールド王者の中野たむとワンダー王者の白川未奈が対戦する。
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■史上初3冠王者になりたい
会見に現れた白川は、「アナタのハートにパワーボム、第17代ワンダー・オブ・スターダムチャンピオンの白川未奈です。白いベルト獲ったら、たむと防衛戦をしたいなと思ってました。そしたらたむが赤いチャンピオンになった。もうこれは大きなチャンスでしかないの。大きいチャンスです」とコメント。
続けて、「私は、史上初になるっていう夢があります。このね、チャンスを生かしてお互いの大切なものを懸けてリスクを背負って闘うのが最高の戦になるんじゃないかと思って2冠戦を提案しました。赤白のチャンピオン、これは史上2人目の2冠王ですね。今は(女子)もありますね、だから私は赤白、そしてIWGPも巻いて、史上初の3冠王者に、シングル3冠王者になりたいと思います。これが私の今の大きな夢です」と述べた。
「3冠王者になって、そしてクラブビーナスでベルトを総取りします。そしてクラビーナスがトップになる。白川未奈が時代を作ります」とかねてから白川が話していた2冠戦のあとの夢は岩谷麻優が保持しているIWGP女子王座との3冠戦も制して3冠王になることだったようだ。
■2冠統一をキッパリ否定
一方のたむは「宇宙のみなさんこんにちは。第16代ワールド・オブ・スターダムチャンピオン中野たむです。気になってるのはこの赤いベルトと白いベルトを統一するってことじゃないでしょうか」と述べる。
さらに、「私はこの試合に勝っても統一するつもりはありません。どちらもなくてはならないベルト。白いベルトは感情のベルト、赤いベルトは最高峰の強さを示すベルト。2冠王者になったらどちらのタイトルマッチも違った闘い、異なった闘い。わかってるのかな? 赤いベルトの闘い白いベルトの闘い、ふたつの闘いできるの中野たむしかいないでしょ」と2冠統一はキッパリ否定。
勝った場合はそれぞれの防衛戦を行うという。
■たむが挑発
さらに、「未奈はホントに強くなった。でも赤を背負うことはできない。最近の未奈の言動は目に余る。調子に乗りすぎ。2冠戦だけにとどまらず3冠チャンピオン? 勘違いも甚だしいなあ。未奈はコズエンではいつも第3の女だったから出ていくしかなかったんでしょう。月山(和香)ともどもこの春、いい大掃除ができました」とたむ。
自身がリーダーを務めているコズミックエンジェルズ(コズエン)から、クラブビーナスとして脱退した白川と月山を挑発した。