市川團十郎、息子・新之助の発言に動揺隠せず 「ちょっと…後で家族会議します」
市川團十郎が娘のぼたん、息子の新之助とともにSEIKOのイベントに登場。子供たちの回答をフォローする姿は、完全に父親の顔…。
9日、東京・SEIKO HOUSE GINZAにて、SEIKO「時と日本文化プロジェクト」発表会が開かれ、ゲストとして十三代目 市川團十郎白猿、四代目 市川ぼたん、八代目 市川新之助が登壇。親子らしいトークを繰り広げた。
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■「時と日本文化プロジェクト」とは
SEIKO「時と日本文化プロジェクト」は、「革新へのあくなき挑戦で、人々と社会に信頼と感動をもたらし、世界中が笑顔であふれる未来を創ります」というグループパーパスのもと、SEIKO HOUSE GINZAを舞台に、日本文化の魅力を再認識する取り組み。
セイコーのグループアンバサダーを務めている團十郎は、プロジェクト内の歌舞伎プログラムのプロデューサーを務めている。
■通訳…?
発表会には、次世代の継承者としてぼたんと新之助も登場。
襲名後初の舞台について問われた新之助は「3月の?」ときょとん顔に。父である團十郎から「去年の11月…その後のお話」と言われ、やっと「手打ち式…ああ、わかりました。大変でした」と一言。
「本番より稽古のほうが緊張しました」とニコニコ話す新之助に、團十郎は「お子さま方は(本番は)緊張しないんですが、稽古場は先輩たちがわーっと素顔で並んでいる。しかも見るのは先輩たち」と説明を加えつつ「…稽古が一番大変かな?」と話しかけると、新之助は首をこっくり。
そんな息子の姿に、思わず「なんか通訳みたい」と笑ってしまう。
■しっかり答える姉
姉であるぼたんは、イベントにちなんで日本文化の魅力について問われ、「四季だったり…四季によって変わる旬のものを使った和食とか、置物だったりとか。そういうものも日本文化なのかなと思います」としっかり回答する。
一方、新之助は歌舞伎の魅力について聞かれるも「歌舞伎の魅力…僕にはちょっと難しいかも…」とつぶやき、團十郎は「すぐ戦線離脱しないの(笑)」と苦笑い。
■まさかの回答に「家族会議」
将来の夢を聞かれても「うーん…ちょっとはずかしい」と答えない新之助。頑なな姿に「こういう歌舞伎役者になりたい! と思っていることをあえて言わない。普通こういうところだとポロッと言ってしまう人が多い中、貫き通す姿勢」と團十郎がフォローするも…。
「(将来の夢は)歌舞伎役者ということですか?」という問いかけに対して、首を横に振ってはっきり「いいえ」と否定。
まさかの息子の返答に、「違います!? ち…ああ…違うようなので…言えなかったのかな。そうか、違う…そうですね…ちょっと後で家族会議します」と動揺を隠せず、完全に父親の顔に戻っていた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・たつき あつこ)