祝日の飲食店料金に不満ぶつけた男性が話題に 25%ものサービス料が…
「祝日に出勤してくれるスタッフたちへの手当」と店側は主張しているが、それを客から25%も取るのは不満が続出して当然だろう。
たび重なる物価の上昇に、悲鳴を上げている世帯はじつに多い。長いこと安値で安定していた卵や牛乳、モヤシまでが値上がりしているが、苦戦しているのは飲食店も同じだ。
しかし、あり得ない請求をしてくる店もなかにはあるようで…。今、ある男性の嘆きが世間の関心を集めていることを、イギリスの『The Sun』が報じている。
■「労働者の日」に友人と食事
海外の人気掲示板『Reddit』に数日前、ある男性から「今月1日の祝日にカフェを使用したのですが…」といった書き込みがなされた。
じつは州ごとに祝日が異なるオーストラリア。日頃から汗水流し、仕事に従事する人々を労う「労働者の日(レイバー・デー)」が、男性の住むクイーンズランド州では今月1日だったのだ。
そこで友人と食事をしようと、ブリスベンにある『アンドニス・カフェ&バー』という飲食店を訪れた。
■祝日には25%のサービス料
しかし、2人は会計の際に合計金額を見て驚愕した。困惑していると、スタッフから「祝日にはサービス料として25%を徴収させていただいています」と教えられたのだ。
さらに「ワリカンにするなら、手数料として7%をいただきます」と言われ、慌てながらもなんとか支払いを済ませた。
そして男性は、掲示板に「25%ってあり得なくないですか? ワリカンにそんな手数料がかかることも理解できない」と不満をぶつけた。
■世間からは非難轟々
驚いた世間の人々からも、「まるで強盗のよう」「高すぎる」「ぼったくりじゃん」など非難の声があがった。
また「25%も取られるって事前に分かっていたら、別の店に変えるよ」「そんな法外なことしてたら、逆に売り上げが落ちそう」など意見は様々だ。
一方で、「祝日に出勤してくれるスタッフに、感謝の気持ちで手当を支払うと思ったら妥当かも」といった擁護する声もあがっている。
■州の条例がゆるいことも原因
なお、クイーンズランドの飲食店は「サービス料は自由に設定」と法律で許されており、その変更もいつでも可能だそうだ。
同カフェのオーナーは世間の批判に「祝日の開店は、光熱費や人手の確保など大変です。サービス料などは出勤してくれたスタッフのためのものです」と主張したが、あまりの反響の大きさに、その後ワリカンの手数料だけは廃止したようだ。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)