自分でもどうしていいのか… 約8割が経験している「落ち込む理由」に共感
つらいことばあれば落ち込んでしまうのは当然だが、それ以外のときにも…。
悲しいことやつらいことがあれば、気持ちが落ち込んでしまうだろう。しかしときにはなにも理由がないのに、気持ちが落ちてしまう場合もあるようだ。
■約8割「なにもないのに落ち込み…」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で81.3%が「なにがあったわけでもないのに気持ちが落ち込む日がある」と回答した。
男女別では、男性が72.5%、女性が90.3%となっていた。
■表には出さないようにしているが
よく落ち込むという30代女性は、「気持ちの浮き沈みが激しく、ちょっとしたことでも落ち込んでしまうんです。またよく理由もわからないまま、1日中モヤモヤした気持ちでいるときもあります。気持ちの揺れはあまり表に出さないようにしているつもりですが、気づかれているときもあるみたいで…」と語る。
実際に指摘された経験もあるようで、「元気がないときに、上司から『なにがあったの?』と聞かれたことがありました。ただ自分でも理由がわからないので、『とくになにもありません』と返したんです。本当の理由と答えたのですが、上司は『はぐらかされた』と思ったでしょうね」とも話していた。
■先輩の機嫌に振り回され
気分屋な先輩に悩む20代女性は、「会社の先輩は、そのときの機嫌によって対応が変わる人なんです。機嫌が悪いと、とてもそっけない対応をされてしまいます。そのために先輩の様子をよく見て、機嫌がよさそうなときに話しかけるようにしているんです」と状況を話す。
ここまで気を遣うのはおかしいとも思っているが、「さすがに、なぜここまで先輩に気を遣う必要があるのかと思うこともあります。ただ機嫌が悪いときに声をかけても、嫌な思いをするだけです。こちらもできるだけ傷は付きたくないので、毎日のように先輩の機嫌をうかがっています」と自分を守るには仕方がないと考えているようだ。
■昔のことまで思い出し
ツイッターでも、「とくになにがあったわけでもないけど、なんとなく気分が上がらず落ち込み中」や「なんだかわかんないけど、なにもないのに凄く気分が落ち込こむし、イライラする。なんでかな?」と理由もなく落ち込んでいる人が。
また、「とくになにもないんだけど、毎日昔のことを思い出して落ち込むのやめたい」と、落ち込んでいるときは過去の嫌なことを思い出してしまうという人もいた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代男女1,000名