乙武洋匡氏、『アベプラ』報道姿勢に「改めて敬服した」 能登地震の情報を…
乙武洋匡氏が『アベプラ』の報道姿勢についてコメント。平石直之アナウンサーから感謝も。
作家・乙武洋匡氏が6日、自身の公式ツイッターを更新。ニュース番組『ABEMA Prime』(ABEMA)の報道姿勢を評価した。
■生放送に出演
きのう5日に生放送された同番組に出演した乙武氏。「昨日、#アベプラの台本見たら、能登地震にまったく触れていなくて驚いた」とつづる。
同日14時30分すぎ、石川県能登地方で震度6強の地震が発生。その後も地震は続き、メディア各社で被害状況などが報じられた。番組では、世間で話題となっているニュースを複数取り上げているが、今回の地震はテーマに選ばれなかった。
■報道姿勢を評価
乙武氏によると、その理由は「地上波などで繰り返し報道しているわりにはとくに新しい情報もないので、大きな動きがないかぎり扱いません」とのこと。
これを知って「地震報道は画が強く、そこそこ数字が取れてしまうため、各局『コスる』傾向にあるなか、この判断は潔い」と評価した。
■「改めて敬服した」
また、生放送中の21時58分頃にも能登地方で震度5強の地震が発生した。この際、番組では通常の放送内容を中断し、平石直之アナウンサーが速報の情報を伝えた。
「番組を中断して、津波の有無や必要な備え、対応などについて、平石アナが整理して的確に伝えていく。もちろん、原稿などない」と振り返り、「ここまできちんと伝えられる体制がありながら、それでも事前に『数字に走らない』と振り切った姿勢に改めて敬服した」と述べている。
■平石アナから感謝も
緊急速報の際には、平石アナが乙武氏にコメント求める場面も。
乙武氏は、身体障害者の人には避難にハンデがあることに触れて「身近にもしそういう方がいらっしゃるという方は『あの人大丈夫かな?』『情報ちゃんといってるかな?』『避難できそうかな?』。そういうことにも少し気を向けていただけると大変ありがたいなというふうに思っております」と呼びかけた。
平石アナは乙武氏のツイートにリプライして「乙武さんも、緊急時に的確なコメント、ありがとうございました!」と感謝を伝えている。