隣人家族3名に重軽傷を負わせた男が逮捕 バスケットボールが庭に飛び込み激怒
ご近所トラブルの原因として、ボールが飛び込み庭の植物を台無しにされた、アスファルトの地面をボールがバウンドする音がうるさいなど、バスケットボールも例外ではないという。
古今東西で起きているご近所トラブル。しかし、これが銃社会で起きるとどうなるのか。その恐ろしさを物語る発砲事件が、このほどノースカロライナ州の住宅街で起きた。『abc News』『NBC News』『PEOPLE』ほかが続々と報じている。
■隣人に近づき次々と発砲
事件は18日の午後7時半すぎ、ノースカロライナ州のガストン郡のごく普通の住宅街で発生。男が隣家の家族に近づき次々と銃を発砲させ、両親が被弾し、銃弾が頬をかすめたキンズリーちゃん(6)が軽傷を負い、男の子は無傷だった。
母親のアシュリー・ヒルダーブランドさんは取材に応じることができる状態だが、背中を撃たれた父親のウィリアム・ジェームズ・ホワイトさんは重傷だという。
■ボールが庭に飛び込む
この発砲事件で逮捕されたのは、ロバート・ルイス・シングルタリー(24)。20日、逃亡していたフロリダ州タンパで、ヒルズボロ郡保安官事務所に自ら出頭した。
警察の取り調べに対し、シングルタリー容疑者は「庭でバスケットボールをして遊ぶ様子がうるさかった。うちの庭にボールが飛び込んできて、我慢の限界を超えた」などと供述したという。
なお、この男は昨年12月にハンマーでガールフレンドの頭部を殴り、逮捕されていた。
■銃社会の恐ろしさ
アシュリーさんは当時の状況について、メディアの取材に「あの男は(夫の)ウィリアムと娘に『お前たちを殺す』と言いました。ウィリアムは私たちを守るようにして立ち、『撃つなら俺だけにしろ』と言って背中を撃たれました」と話している。
銃社会において、短気で凶暴な人間が銃を持つほど恐ろしいものはない。シングルタリー容疑者は殺人未遂4件、銃の不法所持、誤った銃の使用など複数の重罪で起訴されるという。
■専用の練習場をあちこちに
日本では、騒音トラブルの原因にスケートボードを挙げる人が多いが、バスケットボールも例外ではない。ボールが飛び込み庭の植物を台無しにされた、アスファルトの地面をボールがバウンドする音がうるさいなど、不快感を訴える人は少なくないという。
元気な子供たちがスポーツを思い切り楽しむためにも、そしてご近所トラブルをなくすためにも、行政は町に専用のスペースを設ける検討をしてほしいものだ。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)