「クラッシュ・バンディクー」最新作は“戦略”が超重要 味方と連携して敵を出し抜け
6月20日に登場する『クラッシュ・チーム・ランブル』を一足先に体験。これはハマるかも…。
コミカルなキャラクターと独特のゲーム性で人気を博す「クラッシュ・バンディクー」シリーズの最新タイトル『クラッシュ・チーム・ランブル』が、6月20日に登場する。
今までと一線を画すスタイルの作品とのことで、Sirabee編集部も4月21日~25日に開催されたクローズドβテストに参加。実際にゲームを体験してわかった今作の面白さを紹介しよう。
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■今度のクラッシュはチーム戦
今までの「クラッシュ・バンディクー」シリーズでは、1人でストーリーを楽しむシングルプレイから友人や家族とワイワイ楽しむマルチプレイの作品などがあるが、今作は4対4のチームで戦うオンラインマルチプレイとなっている。
ゲームの主な内容としては、クラッシュシリーズに登場するヒーローやヴィランたちを操作し、ステージ上に散らばっている「リンゴ」を相手チームより早く・多く集めていくというもの。
そのため、相手を一切無視してリンゴ集めに集中したり、逆に相手を妨害することだけに力を注いだりとプレイスタイルは人それぞれだ。
■得意分野を活かすべし
βテストで使用できたキャラクターは5種。
主人公の「クラッシュ・バンディクー」を始めとし、クラッシュの妹や元恋人「ココ・バンディクー」「タウナ・バンディクー」、そして宿敵・コルテックス軍団からは「ネオ・コルテックス」「ディンゴダイル」など、おなじみのメンバーにテンションが上がる。
各自使えるスキルやアビリティは異なり、クラッシュは慣れ親しんだスピンやスライディングが使え、コルテックスは光線銃を用いた遠隔の攻撃ができたりする。
面白いのが、能力以外にステータスに差があり体力や素早さの他に「一度にリンゴを持てる最大量」もキャラクターごとに異なる。それぞれに得意分野があり、マッチの中で“役割”が生まれるのも中々面白い。
■シンプルだけど奥が深い
「相手チームより早くリンゴを規定量まで集める」というシンプルな内容だが、意外と戦略性があるのがこのゲームのポイント。
先述したように、プレイスタイルは人それぞれなのだが、チーム制ということもあり味方と連携が取れるほど有利になることが多い。というのも、ステージ上にはいくつかのギミックがありそれらを駆使することで相手チームに差をつけたり、戦況をひっくり返したりすることができる。
例えば、ステージ上に配置されている「ダイヤ」を占領すると、味方が自陣(リンゴバンク)にリンゴを納める際にブーストがかかったり、またステージ上に点在する鍵(レリック)を集めることで強力なアビリティを発動したりする事ができるのだ。
もし、味方が誰もそれらのギミックを使わずに“リンゴ集めだけ”に集中した際は、一瞬でマッチは終了することだろう。
その他にも、リンゴを納める際には一定時間リンゴバンク上で待機しなければならないため、キャラクター操作が上手な人が相手チームのリンゴバンク上での妨害に徹し、その間に味方はリンゴ集めまくる…といった連携もかなり効果的。
実際にあと少しで勝利できる状況を、この作戦でひっくり返されたことも多々あり、そういった「状況に合わせた動き」を研究する面白さもあるわけだ。
■ライト層にもおすすめ
シンプルな操作性とゲームシステムでありながらも、奥深い戦略性を秘めている『クラッシュ・チーム・ランブル』。
1回のマッチもコンパクトであり、気軽にプレイできる点を鑑みるとゲームライト層やシリーズのファン以外でも楽しむことができる作品と言えそうだ。
もちろん、シリーズのファンにとっても魅力的な作品であるのは確か。マッチを重ねるごとに得られるアイテムを装備してお好みのコーディネートを楽しむことなど、嬉しい要素も用意されている。
「クラッシュ・バンディクー」シリーズの新しい魅力を開拓した『クラッシュ・チーム・ランブル』。6月20日のリリースを楽しみに待とう。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ステさん)