14歳少年が宝飾店で超大胆な窃盗未遂 世間は「店主は方針を見直すべき」
明らかに未成年の客に、高額商品を見せるのはあり? 驚きの事件発生に続き、店主は意外な発言も…。
「金のチェーンを見せてください」と少年にお願いされ、差し出した店主。その直後にチェーンを持って逃げようとした少年が逮捕されたことを、『AsiaOne』など海外メディアが伝えている。
■店に来た少年が意外な要求
23日のこと、シンガポールで暮らす男性(45)が弟(39)と経営する宝飾店に、マスクをつけた少年(14)が入って来た。
カウンターに来た少年に「金のチェーンを2本見せてください」と言われた男性は、軽いチェーンを2本選んで少年に見せた。すると少年は、「違う」「もっとずっしり重いチェーンが見たいんです」とリクエストした。
男性はそれに快く応じて重いチェーンを2本出し、少年がそれを眺めているあいだに、最初に見せたほうを背後のケースに戻そうとしたという。
■逃げようとした少年
男性が背を向けた瞬間、少年は眺めていたチェーン2本を持って、店の外に駆け出した。男性と弟はすぐに気づき少年を必死に追いかけ、どうにか捕まえて店に連れ戻したという。
その後、男性たちがすぐに通報し、現場に駆けつけた警察官たちが少年の身柄を確保した。
少年が盗もうとした金のチェーンは、それぞれ100グラムと130グラム。かなりの価値がある品で、計2万3,000ドル(約230万円)だったことを一部メディアが伝えている。
■「まだ子供だから」と話す店主
男性はこの事件を振り返り、「背を向けた瞬間に、見せてあげた品をひったくって駆け出したんですよ」とコメントしている。
しかし商品は店に戻ったため、厳しく責任を問うつもりはないとのこと。「まだ若い子ですからね」「失敗はするものですよ」などと話し、寛容な姿勢を見せた。だが警察は、慎重に捜査を進めているようだ。
■店の方針を批判する声も
先日は、やはりシンガポールで暮らす12歳の少年が、勝手にバスに乗り込んで運転し、100キロも移動するという出来事が伝えられたばかりだ。世間からは「次はどのような事件が起こるのだろう」と、不安の声も上がった。
また明らかに10代の客に高額な商品を売ろうとした店の方針を「おかしい」と考えた人も多く、「未成年に『金のチェーンを出せ』と言われて怪しまないのは変だ」「見せるなら安い品だけにしたほうがいい」といったコメントも、インターネットに多数書き込まれている。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)