卓球・石川佳純が現役引退を発表 「自分の中ではやり切ったという思い」
卓球女子の五輪3大会連続メダリスト・石川佳純が現役引退を発表。ファンからは多くの労いの声が寄せられている。
卓球女子団体の五輪3大会連続メダリスト・石川佳純さんが1日、公式インスタグラムを更新。現役を引退することを発表した。
■先月の大会が最後に
石川さんは、これまでの試合での数々の写真を添えて文章を投稿し、「私、石川佳純は、4月のWTTチャンピオンズ・マカオ大会をもちまして現役を引退することを決めました」と報告。
「最後の試合まで、これまで通りに集中し全力で戦う為に、事前にお伝えすることはできませんでした。今年に入ってからは、大会毎に『この試合が最後になるかもしれない』と思いながら臨み、今、自分の中ではやり切ったという思いが強く、引退を決意した次第です」と説明した。
■23年の現役生活を振り返る
続けて、「7歳で卓球を始めた私の、現役生活23年間にはたくさんの素晴らしい経験がありました。オリンピックではロンドンから3大会連続でのメダル獲得。全日本選手権では5度の優勝。そして混合ダブルスでの世界一。他にも思い出深い試合はたくさんあります」と振り返る。
「14歳から日本代表として国際大会に参加させていただき、長い間、世界のトップレベルで戦ったこと、たくさんの夢を叶えられたことを幸せに思います」と感慨深げに。
■18日に記者会見
さらに、「現役生活が長くなればなるほど、周りのサポートがあっての自分だという思いが大きくなりました。指導いただいたコーチ、トレーナー。長時間の練習に付き合ってくれた練習相手の方々、友人、そして家族。同じ気持ちで戦ってくれた私のチームに、心からの感謝を伝えたいです」とつづると、所属企業やスポンサー、ライバル選手、ファンへも感謝を述べる。
最後は、「これからまた新しいスタートとなりますが、卓球を通じて学んだチャレンジ精神を忘れずに、色々なことに挑戦していきたいと思います。たくさんの応援を、本当にありがとうございました」と結ぶと、今月18日に記者会見を開くことを明かしている。
■平野早矢香さんも労い
石川さんの発表に、2012年のロンドン五輪で共に女子団体銀メダルを獲得した元卓球選手の平野早矢香さんが、「佳純本当に本当に本当にお疲れさま! 最後まで頑張りきってやりきって心から尊敬。たくさんの感動をありがとう。第2の人生も心から応援してる!」とコメントを寄せた。
ファンからも、「勇気づけられる試合をありがとうございました」「長い間ありがとうございました」「石川佳純選手の功績、日本卓球史にこれからも未来永劫ずっと輝き続けると思います!」と労う声が集まっている。