PCメーカー「ASUS」の台湾本社に潜入すると… 「本当に会社の中なのか?」と混乱
会社の中にスタバ!?ビリヤード台!? PCメーカー「ASUS」の本社に行ってみたら…その規模に圧倒されてしまった…。
ゲーミングPCやノートPC、スマホ、またPCパーツなどで知られるPCメーカー「ASUS(エイスース)」。ZenbookシリーズやROG(Republic of Gamers)シリーズなどの名前を聞いたことがある人もいるのでは、
そんなASUSから「台湾の本社、見に来ない? めちゃくちゃすごいぜ?」という、なんとも太っ腹なお誘いが…!
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■太っ腹すぎるし豪華すぎる本社
今回の本社見学ツアーは、ゲームやガジェット系サイト、ブログ、YouTubeなど総勢90名以上を招待。太っ腹さがすごすぎる。
ASUS本社は台北駅から電車で40分ほど行った北投区にある。きっと都会のキラキラしたビル街に…なんて思っていたのだが、結構田舎な上に本社の隣にコストコがあって驚く。いや、そりゃあ、このサイズの建物を建てるなら…都心離れないとダメか。
笑っちゃうくらいでかい。ふりむけば、ちょっとおしゃれな広場風の空間が広がっている。
すでに圧倒されてる。
■ロビーには吹き抜けが
中に入ると、「WELCONE TO TAIWAN」の垂れ幕が。わざわざ作ったの!? と驚いてしまう。
ロビー部分は3階まで吹き抜けになっており、めちゃくちゃ明るい。これ、太陽光を最大限取り込めるデザインになっているとか。屋上にソーラーパネルを設置したり、雨水を再利用したり…と、環境に配慮した作りになっている。受付前には、社名の由来であるペガサス(Pegasus)の模様が鎮座。
ロビーの両脇や階段の踊り場には、歴代のPCやスマホなどが展示されている。
巨大なzenbo(コミュニケーションロボット)もこんにちは。…ここはガジェット博物館かな?
■ここは本当に会社の中?
3階に上がると、そこに広がっていたのはフードコート。台湾っぽい定食が食べられる店や鍋の店、さらにはモスにスタバまで…待って、ここ会社の中だよね?
これ、普通に羨ましすぎる。
そのそばには、パンや洗剤からスーツケースまで並ぶバザーみたいな一角も。何度でも言おう、ここは会社の中だ。
■そのへんのジムよりすごいぞ!?
その上の階には、そのへんの店舗よりよっぽど設備の整ったジムまで用意されている。
この一帯は社員向けのレクリエーションエリアになっており、シャワールームはもちろんのこと、ビリヤード台までズラリ。いよいよこの建物から出る理由がなくなってきた。福利厚生が良すぎでは…?
■もちろん、仕事も充実
…と、食も遊びも充実しているASUS本社だが、製品開発面も負けないくらい充実。
社内にあるQTC(品質チェックセンター)では日夜、開発した製品たちが気温・湿度や新藤、落下、衝撃にどれだけ耐えられるかテストが繰り返されている。
実はこの場所、社員ですら「入ったことがない」レベルで制限されており、見学に入る際はすべての荷物を置いていくように…と言われるほど。カメラやスマホなんて厳禁だ(掲載写真はASUS提供のもの)。
15,000人超えの従業員が働くASUS。その中でも、5,000人以上が技術担当だという。仕事もプライベートも充実した環境があるからこそ、素敵な商品を生み出すことができるのかも。…うらやましいぞ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・たつき あつこ)