動物園の池で体を洗う男に来園客が騒然 サイがいるエリアの柵を飛び越え…
動物園のサイの囲いに侵入した男。あまりの堂々とした態度に、周囲も飼育員だと思っていたという。
週末は大勢の家族連れが、そして平日は幼稚園や小学校の遠足などでにぎわう動物園。大人も動物園は大好きだが、子供たちが大勢いるからこそ立ち振る舞いや発言には注意が必要だ。
ある男性の行動が世間の人々を驚かせていることを、ニュージーランドの『nzherald.co.nz』や『RNZ』が報じている。
■サイの囲いへ侵入する男
ニュージーランドの大都市オークランドにあり、東京ドーム3.6個分の広大な敷地面積を誇るオークランド動物園。
約140種類、約870匹の動物たちが暮らし、国鳥であるキウイバードや「恐竜の生き残り」と呼ばれるトゥアタラなど、ニュージーランドならではの動物も飼育されている。
そんな動物園で19日、来園者から「柵を飛び越えサイに近づいていく男を目撃した」との通報が事務局に寄せられた。「飼育員かな」「何かのパフォーマンスが始まるのか」などと、来園者たちその様子を撮影。
男はサイが水浴びをする池に向かうと、そこで体や頭を洗ったり泳いだりしていたという。
■獰猛で突進する時も
驚いた飼育員たちは、サイを安全な場所に誘導して男を取り押さえると、警察に通報して身柄を引き渡した。来園者たちはそこで初めて男が関係者でないことに気が付いたというが、ケガ人や動物への危害の報告はないようだ。
サイは獰猛で縄張り意識が強く、仲間以外には鋭い角と巨大な体で突進することも。ただし視力が悪いため男は運よく気付かれることがなく、襲われずにすんだと考えられている。
■動物園にまつわる話は各国でも
2021年5月には、アメリカ・テキサス州の動物園で、1人の女がクモザルのエリアに侵入し、スナック菓子を与える動画が拡散された。違反行為だとの批判に、女は「悪いことはしていない」「迷惑をかけたわけじゃない」と反論し、周囲を呆れさせていた。
さらに同年8月には、動物園のチンパンジー「チタ」に恋をしたベルギーの女性が話題になった。チタも女性が訪れると、嬉しそうに反応し投げキスをするように。
だが次第に、他のチンパンジーから「仲間」と意識されなくなったチタは無視されるようになり、女性は動物園から出禁となってしまったという。
■サイのそばで水浴びする男
@nzstuff Police say a man who broke into a rhino enclosure at @aucklandzoo was quickly removed by zoo staff and later arrested #aucklandzoo #rhino #zoo
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)