松坂大輔氏、始球式でマウンドに上がらなかった理由とは ファンは「さすが」
東京ドームで始球式を行った松坂大輔氏。マウンドに上がらなかった理由に、ファンからは「しみました」と感動の声が。
元プロ野球選手で野球解説者の松坂大輔氏が23日、公式YouTubeチャンネル『松坂大輔 Official YouTube』を更新し、埼玉西武ライオンズの試合の始球式に登場した際の様子を紹介。「マウンドに上がらなかった理由」を明かし、反響を呼んでいる。
■マウンドの前から投球
松坂氏は今月18日に東京ドームで行われたライオンズと福岡ソフトバンクホークスの一戦で、両チームのOBとして始球式に登場。
試合開始前のインタビューで、「始球式やらせてもらうんですけど、マウンドの前から投げようかと思って」と語った。
■「汚す必要はない」
その理由について、「もちろん、(ボールが)届かないとかはないんですけど、僕はまっさらなマウンドでたくさん投げてきたので。わざわざ僕がそれを汚す必要はないので」と説明。
始球式本番では、MLB移籍前のライオンズ時代に背負っていた背番号「18」のユニフォーム姿で、宣言通りにマウンドの前に立つと、左打席に立った周東佑京選手の外角に力強い1球を投じた。
■先発ピッチャーのために
始球式を終えると、「やっぱり『綺麗なマウンド、いいな』と思いながら見てました。あそこに何度も、何百回も立たせてもらったので、感謝しかないです」と振り返る。
現役時代を思い出し、「マウンドに向かうときに、綺麗なマウンドが目に入って『いいなあ』って行きかけるというか…」と笑いつつ、「まっさらなマウンドはその試合の先発ピッチャーのためにあるものだと思うので」と思いを明かす。
続けて、「でも、これから始球式をされるタレントの方とかは全然気にしなくていいと思います。僕は何度も(マウンドを)経験してるので、何百回も立ってるので『今日はもういい』ということですね」と強調していた。
■「感動」「神聖な場所」の声
マウンドへの思いがうかがえる松坂氏の始球式に、ファンからは「『まっさらなマウンドは先発ピッチャーのためにある』という言葉、しみました…」「マウンドの件は感動しました。さすがですね」「松坂さんにとってマウンドは神聖な場所なんだなぁと思いました」との声があがった。
さらに、背番号18のユニフォーム姿に「誰よりも18番が似合います」「18番をつけた松坂さんはやはり感動」「誰が何と言おうと僕の中ではライオンズと日本のエースは永遠に大輔さんです」といったコメントも寄せられている。