精子ドナーをSNSで見つけ5人目の子を産んだシンママ 専門家は「検査不十分」と警鐘

子供を増やしたいと考えた20代の未婚女性が、自ら探し当てたドナーの精子で妊娠・出産。しかし批判の声も少なくないようだ。

赤ちゃん・母親・出産

大家族に憧れた女性が、精子ドナーを見つけて夢を叶えた。その経緯、世間の反応や専門家のコメントを、『New York Post』など海外メディアが紹介している。


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■多くの子供を望んだ女性

オーストラリアで暮らすブルック・ウィジントンさん(28)は、子供の頃から「大家族の母になりたい」と考えていた。その夢を叶えて5人の子の親になったというが、そのうち1歳の女の子については「SNSで見つけた精子ドナーの子」と公表している。

他の子供たちについては、過去に交際した複数の男性が父親だ。しかし「男女交際はもうウンザリ」と考えていた時期があり、その頃に思いついたのがドナーの精子を使うことだったという。

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■精子バンクは利用せず

精子バンクを通さず、実際に提供者に会って精子をもらいたいと考えたブルックさんは、SNSを利用することに。そこで提供者のページを見つけ、ドナー候補に接触し実際に顔を合わせた。

家族の病歴、本人の健康状態、性病の有無などについて質問し納得した上で、ブルックさんはホテルの部屋を予約。そこでドナーに精液を出してもらい、その後に自分でスポイトを用いて体に入れたのだという。


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■妊娠・出産したが批判も…

15分横になったまま、妊娠するよう願ったというブルックさん。その試みが成功し、ブルックさんは無事に赤ちゃんを妊娠・出産したのだそうだ。

この経緯についてSNSで公表したところ、「シングルマザーなのに5人も子供を産むなんて…」といったコメントも多数寄せられたというが、真面目に働き収入もあることからも後悔はないという。

大家族の母として、今も感謝の気持ちを忘れず生きていると語っている。


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■専門家からは心配する声も

「ネットでのドナー探しにはリスクがある」と語る専門家もいる。ドナーの検査が不十分であるため、遺伝子疾患などを見落とす危険もあるからだ。

またドナーが親権を求める可能性も含め、考えておくべき問題はいくつもある。事前に十分な検査を行い提供に関する記録を残すクリニックや精子バンクを通せば、このような心配はない。

経済的に自立している女性が増え、一人で産み育てたいという人も少なくない。ただドナーの精子を使う場合には、まずは専門機関に相談して一番安全な道を選ぶべきだろう。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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