自販機で水を買ったら「真逆の商品」出てネット民驚愕 ラベルの文字をよく見ると…
自販機でサントリーの天然水を購入したところ…。完全に「真逆」の商品が2つ出てきて、話題となっているのだ。
昨日に続き、本日21日も朝から強い日差しが感じられる。「まだ4月だから…」と油断せず、水分補給を怠らないよう気をつけたい。
さて、出先で喉が渇いた際の頼れる味方といえば自動販売機。しかしツイッター上では、自販機から出てきた「正反対の商品」が話題となっていたのをご存知だろうか。
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◾︎完全に「真逆」の商品が出現
今回まず注目したいのは、ツイッターユーザーのゐっつー・弐千円札さんが投稿した1件のツイート。
「自販機で同じ水買ったら、北アルプスと南アルプスで分かれたんだけど?!?!」と、興奮した様子の文言が綴られた投稿には「サントリー天然水」のペットボトルが2本並んだ写真が添えられている。
水色のキャップに、お馴染みのラベルには「天然水」の3文字、全く同じ商品に見えるのだが…よく見ると、左側のラベルには「南アルプス」、右側には「北アルプス」と表記されていたではないか。
◾︎「知らなかった…」とネット民驚愕
いつまで待っても、駅での待ち合わせに知人が来ないと思ったら「北口と南口を間違えていた」というのは、誰しも一度は経験があることだろう。しかし、よく似た現象が自販機でも起こり得るとは…。
前出のツイートは投稿から数日で3,000件近くものRTを記録し、他のツイッターユーザーからは「双子みたいでかわいい」「そもそも、種類があることを知らなかった…」「よく見ると、背景の山や花も違うデザイン!?」「今まで気にしたことなかった…」など、驚きの声が多数寄せられていたのだ。
ツイート投稿主・ゐっつーさんは友人と共に神奈川県の横浜中華街を訪れた際、現地の自販機で水を1本ずつ購入したところ、こちらの現象に遭遇したという。
そこで今回は、これらの商品の詳細について「サントリー食品インターナショナル株式会社」に、詳しい話を聞いてみることに…。
■サントリー天然水にそんな歴史が…
まずは同社の大ヒット商品「天然水」の展開数について尋ねたところ、同シリーズは4つの異なる水源から商品展開をしていると判明。
出荷開始年から順に、1991年の「南アルプス(山梨県 北杜市白州町)」、03年の「阿蘇(熊本県 上益城郡嘉島町)」、08年の「奥大山(鳥取県 日野郡江府町)」、21年の「北アルプス(長野県 大町市)」となり、ラベルにはそれぞれの「水源名」「山なみ」「植物」「鳥」などが、各水源ごとの固有のデザインとして表示されている。
これらの商品は当初、「南アルプスの天然水」、「阿蘇の天然水」といった名称をしていたが、20年上旬に商品名が「サントリー天然水」に統一されることに。その結果、ラベルの「天然水」の下に「水源名」が表示される形式となったのだ。
各商品の販売エリアについて、サントリー食品インターナショナル 担当者は「『南アルプス』は東日本以東、『阿蘇』は九州、『奥大山』は西日本エリア、『北アルプス』は長野・新潟に加え、東海・北陸エリアを中心に出荷しています」と説明している。
しかし前出の通り、いずれの水源で製造されたものも「サントリー天然水」という1つの商品であるため、エリアごとの「限定商品」というワケではない。担当者は「各商品の販売エリアは全国となっており、前出のエリア以外で販売されることもあります」とも補足していた。
■次に天然水を買うときは…
…とはいえ「1つの自販機から異なる水源が出てくる」という現象は、かなりレアケースなのではないだろうか。
こちらの疑問をぶつけたところ、担当者からは「その時々の消費の変化などに応じて、それまで出荷・販売していた『サントリー天然水』とは異なる水源で製造された『サントリー天然水』が出荷・
「サントリー天然水」は91年の発売以来、天然水を育む水源の心地よさや、清々しさで、多くのファンを獲得してきた同社の大人気ブランド。
今回の取材に際し、担当者は「ミネラルウォーターは水であるがゆえに、どこか真面目で固いイメージがあります」「そこで当社では、フレーバーウォーターや炭酸水、直近では果汁飲料などを発売し、どんなシーンでも『サントリー天然水』ブランドをお楽しみ頂けるような商品展開も実施しています」と、意欲あふれるコメントを発してくれたのだ。
また、前出の「異なる水源」ツイートが話題となった件については「『サントリー天然水』ブランドには先ほど申し上げました4つの水源があり、各水源が育む清冽(せいれつ)で安全・安心な『サントリー天然水』を全国にお届けしています」「自動販売機や店頭などで、普段目にする水源とは異なる『サントリー天然水』に出会うこともあるかと思いますので、ご購入の際にはぜひ『水源』にも目を向けて頂けたら嬉しいです」とのコメントを寄せている。