『ポケモンSV』大暴れの「四災」対策として使用率が急上昇した意外なポケモン 「器用なだけだったのに…」
『ポケモンSV』の対戦環境で意外なポケモンの使用率が上昇していると話題を呼んでいる。
Nintendo Switch用ソフト『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では、「四災」と呼ばれる準伝説ポケモンらが大暴れしている。これらに対抗し徐々に使用率を上げているポケモンに注目が集まっている。
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■大暴れの準伝説「四災」
現在行なわれている『ポケモンSV』のランクマッチのシーズン5では、新たに「四災」と呼ばれる準伝説ポケモンら4匹が使用可能に。これら4匹はどれも合計種族値が570とポケモン全体に見ても高い数値を持っており、特性もかなり強力なものとなっている。
これらのポケモンは「四災」というだけあって、あくタイプとの混合タイプを持っており、ランク環境に登場して以降、環境の使用率上位に食い込んで大暴れしている。
■ハリテヤマがまさかの大活躍
そんな「四災」対策として、徐々に使用率が上がっているポケモンがいる。そのポケモンとはハリテヤマだ。かくとうタイプのハリテヤマはあくタイプの四災に対して強く出られるのに加えて、特性・あついしぼうによってほのおタイプとこおりタイプの技を半減することができるため、特にほのお・あくタイプのイーユイ、こおり・あくタイプのパオジアンをメタることが可能だ。
なお、四災の高火力を受けきるために特防を1.5倍にするアイテム「とつげきチョッキ」を持たせた型の使用率が高い模様ようだ。
■日の目を見ることのなかったハリテヤマ
ハリテヤマはこれまで対戦環境では、ダブルバトルでもう一つの特性であるこんじょうで火力を上げて、相手ポケモンを確定で1ターン先制でひるませる「ねこだまし」を打ちつつ、もう一体のポケモンでトリックルームを展開してすばやさの遅さをフォローしてエースになる…といった立ち回りで運用をされていた程度。
シングルバトルでは基本的に日の目を見ることがほとんどなく、余程のハリテヤマファンが運用の仕方を悩み抜いた上で使うレベルだった。そのため、今の対戦環境がハリテヤマの能力に追いついた…というのが正しい気がする。
■ファンからは驚きの声
ちなみに、ハリテヤマの使用順位は現在46位前後。『ポケモンSV』で使用率統計が始まったタイミングでは、100位前後だったので徐々にガチ勢から「見つかった」と言えるだろう。
これらに対してネット上では「四災を倒すための性能してる」「23年間器用なだけだったのについに日の目を見たか」といったファンからの驚きの声があがっている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・北田力也)