仲良しカップルの秘訣は2人で買い物 「1人でさっと済ます」は破局の原因に？
人は単独で買い物をすると、同じ商品を選びがち。だがふたりなら「これ、いいよ」と勧め合い、新たな物を知ることも…。カップルにはそんなやりとりが大切だという。
そろって仕事が休みの日は、できる限り一緒に買い物をする。これはカップルにとって、関係を円満に長続きさせるための重要な秘訣だそうだ。専門家の解説をイギリスの『Metro』が紹介し、人々の関心を集めている。
■マリッジカウンセラーの助言
心理学博士のアニュラーダ・ガプタ（Anuradha Gupta）さんは、アメリカ・ニューヨーク市にカウンセリングルーム「Vows For Eternity」を開設し、問題を抱えている夫婦関係のさまざまな相談に乗っている。
多くのカップルに「心に隙間があいてきたと感じるなら、とにかく一緒に買い物を。週に1回、ふたりで食料品や日用品の買い物に出かけなさい」と助言しているそうだ。
■「ジャンケンをして楽しんで」
どの果物が好きか、どのトイレットペーパーの肌触りが好きか、お買い得なのはどれか、最適なワインはどれか…など、「週に1回一緒に買い物をすることで、互いの本当の好みを知り、そのために多くの会話が生まれます」とガプタさんは語る。
さらに、手をつなぐなどすればデート気分にもなり、前菜、メインメニュー、デザートについて「それぞれの希望をジャンケンで決めれば楽しいですよ」と勧めているという。
■たとえ金銭感覚が違っても
そして、スーパーマーケットばかりかファッションの買い物に付き合うことも重要。バッグにいくらほどお金をかけるのか、相手のブランド志向や現在の経済観念がわかるからだ。
価値観や金銭感覚が同じならそれが一番の理想だが、収入の差などが原因で合わないこともしばしばだ。だが、食料品や日用品の買い物で協調が図れるようなら、将来のお金の使い道について、徐々に話し合っていくことも期待できるだろうという。
■時には買い物でなく外食も
「いつも単独で買い物をし、同じ商品ばかり選んでいた人が、ふたりで出かけたことで相手に勧められ、新たに別の美味しい物を知ることがあります」とガプタさん。
確かにアイスクリームでもチョコレートでも、出先で目にしたり人に勧められると、いつもと違う味を探してみたいという気持ちになるだろう。
そして週末、時には買い物ではなくディナーを外で食べる機会を持つことも大事だという。その場合、1週間前に決めて「来週はどこかで外食しよう」と提案するなど、余裕をもったスケジューリングが肝心なのだそうだ。
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（文／Sirabee 編集部・浅野 ナオミ）
