女子生徒へのアンケートに「ブラのサイズを記入せよ」 元学校関係者に実刑判決
男からのメッセージや要求に悩まされた女子生徒のなかには、命を絶とうとした者もいたという…。
ティーチングアシスタントとして働いていた20代の男が、10代の生徒たち数名に夢中に。不適切なメッセージで苦しめていたことが明らかになり実刑判決を受けたことを、『The Daily Star』など海外メディアが伝えた。
■生徒数名を気に入った男
イギリス・ダービーシャーの学校でティーチングアシスタントとして勤務していた男(27)が、学校で関わった女子生徒数名を気に入り「個人的に連絡を取り合う仲になりたい」と考えた。
そこで男はSNSを利用し、女子生徒たち4名のプロフィールを発見。「ブラのサイズを教えなさい」「君は処女なのか」「何を着てベッドに入るのか」といった不適切な質問を含むアンケートを送信し、猥褻画像を送りつけるなどした。
ひとりの生徒が保護者に相談したことで、事態は急展開。警察がすぐに捜査を開始して男のスマートフォンを押収し、確かに複数のメッセージを送りつけていたことを突き止めた。
■ショックを受けた生徒
被害を受けた生徒のひとりは、当時まだ15歳。信用していたに違いない学校関係者からの不適切な質問を見て、ひどく狼狽えていたという。
なおこの生徒は「先生の質問には答えたくありません」と返信したが、「答えてもらう」といった威圧的な返事があったとのこと。そのうち男から不適切な画像が送られたため友達に見せたところ、「誰かに相談しなくちゃ」とアドバイスされたのだという。
■命を絶とうとした生徒も
ある生徒は精神的なバランスを崩し、死のうとしたこともあった。事情を聞かれるとさまざまな理由を挙げたというが、主な原因のひとつが男からの執拗かつ不適切な連絡だったそうだ。
またこの生徒には「車で迎えに行ってもいいか」といった質問も送っていたというから、男は本気で生徒たちと関係を持とうとしていた可能性が高い。
■停職処分を経て実刑判決
この件が発覚し学校で働けなくなった男は、スーパーで職を得て働き始めたとのこと。しかし3月31日には裁判を受け、懲役2年の実刑判決を下された。また今後10年は性犯罪者としての記録が残るため、特に教育関係の仕事に就くことは難しくなりそうだ。
「困っていることがあっても人にはなかなか相談できない」という思春期の子供たちもいる。そのような子供たちが悩みを抱え込まないように、例えば無記名で書き込める悩み相談のアンケートを行うなど、学校も対策が必要とされている。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)