母親が11歳の息子をベルトで絞殺 「お金の苦労させたくなかった」
「苦労しながら育つなんて、息子が不憫…」と考えた母親が、息子の首にベルトを巻きつけ殺害した。
50歳の母親が、小学生の息子を殺害する事件が発生。逃走し逮捕されるまでの経緯を、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えた。
■息子を殺害した女
アメリカ・ペンシルベニア州で暮らすルース・ディリエンゾ・ホワイトヘッドという名の50歳の女が、経済的な問題を抱えて苦労していたようだ。
小学6年生の息子マシューくん(11)もそれを知り、悩むように。学校では明るく陽気に振る舞っていたが、家では経済的な不安を口にして泣くこともあったという。
そんななか「苦労しながら成長するなんてかわいそう」と考えた女はベルトをマシューくんの首に巻きつけ、殺害してしまった。
■逃走した女を逮捕
その後、父親が主寝室でマシューくんの遺体を発見。しかし女の姿がなく車も消えていたことから、父親はすぐに通報して警察に救いを求めた。
車で逃走した女はニュージャージーの海岸にたどり着き、そのまま海の中へ。少し進むと車が動かなくなったため、仕方なく車を降りて歩き始めた。
ほどなくして警察官に声をかけられた女は、「自分がしたことは、ちゃんと理解できているんです」などと口走り、その場で身柄を確保された。
■通っていた小学校に衝撃
検視によって、マシューくんの死因は頸部圧迫による窒息と判明。これを受け、当局は「絞殺には時間がかかります」「小さい男の子が、残忍な方法で殺害されたということです」とコメントしている。
マシューくんが通っていた学校は、「今はつらい気持ちでいっぱいです」「永遠にマシューくんを恋しく思うことでしょう」という声明を発表。早すぎる死を悼むと同時に、「児童たちとご家族がこの悲劇を乗り越えられるよう、プライバシーに十分配慮してください」と呼びかけている。
■世間からは疑惑の声も
事件について報じられた後、世間からは「悲しすぎる」という声が噴出した。また女の家が公開されるなり、「ずいぶん立派な家じゃないか」「本当に貧しかったのか」といった驚きの声もあがった。
実際にお金に困っていたのか、家族の関係は良好だったのかなど、詳しいことは現時点では伝えられていない。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)