妻惨殺の夫が車ごと川へ突っ込み自殺を図るも… 親戚に発見され生きたまま逮捕
嫉妬深い男が妻にキレ、ナイフが曲がるほどの勢いでメッタ刺しに…。高校時代に付き合い始めて結婚した夫婦に、何が起こったのか。
■妻を刃物で襲った夫
タイで暮らす男(30)が、熱愛を経て結婚した同じ年の妻(30)に逆上。自宅にあったナイフで21回も刺すという凶行に及んだ。
いきなりのことで妻は抵抗もできなかったらしく、大出血して卒倒。その後に関係者が通報して救いを求めたが、妻はすでに死亡していた。
■妻の妹が「悲鳴を聞いた」
通報を受け駆けつけた警察官たちは、階段に落ちていたナイフと血まみれで死亡している妻を発見。よほど激しく刺したのか、ナイフが折れ曲がっていることも確認した。
殺害現場となった家にいた妻の妹(18)は、「午前8時に何度かお姉ちゃんの悲鳴が聞こえました」「なのにその後、急に静かになったんです」と証言。
そこで慌てて様子を見に行ったところ、義兄にあたる男が階段から駆け下りて家の外に飛び出し、ピックアップトラックに乗って逃げていったと語った。
■車に乗ったまま川へ
妻の妹の証言通り、男はピックアップトラックに乗って逃走。しばらくすると車ごと川に突っ込み、自殺を試みた。しかし、たまたま近くで釣りをしていた親戚(65)がその様子を目撃。
すぐに船を出して車のほうに向かい、溺れかけていた男を救い出した。
間一髪で助かった男は「妻を刺殺してしまった」「僕も死ぬ気だったんだ」と犯行を認め、ほどなくして現場に到着した警察官に身柄を確保された。
■逮捕されて「ホッとした」
殺人・自殺未遂を経て逮捕された男は、「死ななくて良かった」「生きているからこそ自分の罪について話すことができる」と警察に語っているという。
なお亡くなった妻の母親は、「あの男はセメント工場で働いていました」「娘は教師だったんです」とコメント。二人は高校時代に付き合い始め、結婚した頃は深く愛し合っていたとも話した。
しかし最近では、男の嫉妬が原因で口論が絶えなかったとのこと。それが陰惨な事件に発展したことに家族もショックを受けており、妻の母親は「娘があんなひどい死に方をするなんて…」と述べ悔しさをにじませた。
殺害動機については、現時点では報じられていない。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)