阪神・村上頌樹、完全試合を前にまさかの降板 岡田彰布監督の采配に賛否の嵐
阪神・岡田彰布監督が完全試合ペースの村上頌樹投手を交代させ、ツイッターで賛否両論の嵐に。
■プロ初勝利のマウンド
村上投手は東洋大学卒の3年目で、公式戦では未だ勝利のない若手選手。今回はプロ初勝利を目指して先発マウンドに上がり、初回からヒットすら許さない好投を続ける。
気付けば7回までパーフェクトに抑え、あと2回で完全試合というペースに。ファンの間でも期待が高まり、試合中から関連ワードがツイッタートレンドにも入っていた。
■7回までパーフェクトピッチングも…
しかし、迎えた8回裏、阪神の岡田彰布監督は投手交代を決断。石井大智投手が2番手のマウンドに上がり、完全試合は夢に消えてしまった。
この采配に対し、SNSには「せめてヒット打たれるまではいってほしかった」「完全試合見たかった…」「岡田の評価が一気に転落」といった声が。大記録がかかっていただけに、他球団のファンをも巻き込んで無念の声が相次いだ。
■采配に賛否が沸騰
さらに、変わった石井投手が投げた初球は、巨人の4番・岡本和真選手が完璧に捉え、レフトスタンドへ吸い込まれる同点のホームランに。完全試合のみならず村上投手の勝ち星さえも消え、投手交代は裏目に出る形になってしまった。
大記録に勝ち星さえも消えたことで、SNSには「他球団でもこれはちょっと可哀相」「村上が一本打たれて交代やったら納得できるけどさぁ」「変わった初球で初勝利消されるとか不憫すぎる」など、再び不満や同情の声が上がることになる。
■落合博満氏を重ねる声も
一連のできごとはその後も話題を継続し、ツイッターには「村上可哀想」「完全試合」「岡田の采配」など、関連ワードが続々とトレンド入り。
また、「落合監督の真似かもしれませんね」「山井を代えた落合さん思い出した」「ポストシーズンかつ絶対的抑えがいた落合采配とは状況が違いすぎる」といった反応も。
2007年の日本シリーズ、それまで完全試合だった山井大介投手を交代させた中日ドラゴンズ元監督・落合博満氏を思い出すファンも多かったようだ。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)